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AOLジャパン、“株式会社ドコモ エーオーエル”に社名変更──新AOLクライアントも発表

2001年01月23日 18時02分更新

文● 編集部 佐々木千之

エーオーエル・ジャパン(株)(以下AOL)は23日、都内で新社長記者会見を開催し、2月1日に“株式会社ドコモ エーオーエル”に社名変更すると発表した。企業ロゴも社名入りのものに変更する。あわせて、AOLクライアントの新バージョン『AOL6.0(Windows版)』を2月15日から配布開始することも発表した。

AOLジャパンの中村稔代表取締役社長
AOLジャパンの中村稔代表取締役社長

筆頭株主NTTドコモの意志鮮明に

今回の社名変更は、2000年9月27日に発表された、(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモの資本参加と筆頭株主化 (※1)に伴うもの。今月9日に中村稔代表取締役社長の就任が発表された際には、社名変更は検討中とされていた。

※1 出資企業と比率は以下の通り。
NTTドコモ 42.3%
米AOL 40.3%
三井物産(株) 13.224%
(株)日本経済新聞社 4.176%


新社名ドコモAOLの企業ロゴ
新社名ドコモAOLの企業ロゴ。上の青い三角の部分は、世界のAOLグループ共通のもので、従来の赤から色が変更された

中村社長は「NTTドコモとの連携によりAOLとiモードの融合した“FMC(Fixed Mobile Convergence)”サービスを提供する。第一弾として近い将来、iモード端末向けにAOLメールと、インスタントメッセージの提供を行なう。また共同で行なうマーケティングの一環として、全国のドコモショップをセールスチャネルとしてAOLへの誘導を行なう」と述べた。また、自ら新バージョンのクライアントソフト『AOL6.0』の機能紹介を行ない、「今後は(米)AOLが進める、パソコン以外からでも、いつでもどこでもAOLサービスを利用することができる“AOL Anywhere”の実現を目指す」と述べた。

具体的な情報無くいらだつ記者も

しかし、中村社長は、iモード向けサービスの具体的な開始時期、これ以外のMFCサービスの内容やロードマップ、現在のAOLの会員数、(今日発表された以外の)今後の具体的な事業展開については、「現在非常に微妙な時期であり、3社(NTTドコモ、米AOL、AOLジャパン)共同で行なっている事業でもあるので、申し訳ないが具体的内容、時期についてはいっさいお答えできない」とした。結局、9月のNTTドコモとの提携発表時に明かされた情報以上のものは明かされず、このため、具体的な事業内容などの話が聞けると期待して来たという記者の中にはいらだつ姿も見られた。ただ、NTTドコモの資本参加の際に47万人とされた会員について「その後減少しているのでは?」という問いに対しては、「減っているということはない」とはっきり否定した。

カレンダー機能やAOLメディアプレーヤーが付属したAOL6.0

AOL6.0では、AOL Anywhereの一環として、さまざまなデバイスでのアクセスを想定し、アドレスブックをサーバー側に保存する仕様となったことや、ユーザーのスケジュール管理をサーバー側で行なえる“Myカレンダー”に対応したことがポイント。2月15日から、AOLのサイトを通じてダウンロードが可能になるほか、3月からはCD-ROMの配布も開始する。Macintosh版については現在開発中であるとしている。以下主な新機能、強化機能は以下の通り。

  • 日、週、月単位で表示でき、天気や占いの表示も可能なカレンダー機能
  • よく利用するAOL内のエリアを登録できるMyリスト機能
  • MPEGビデオ、MP3、WMA、MIDIファイルなどの再生が可能なAOLメディアプレーヤー(リアルネットワークス社製)
  • アドレスブックをサーバー側に保存
  • HTMLメールへの対応
  • インスタントメッセージで不在通知の設定が可能

中村氏の社長就任後初めての記者会見ということで注目され、多くの記者が集まったが、社名変更とAOL6.0以外の情報が無く、中村社長の受け答えもNTTドコモや米AOLの許可を得ないと何も言えないという印象で、AOLジャパンあるいは中村社長自身の独自の考えを聞くことはできなかった。中村社長はNTTPCコミュニケーションズなどNTT関連企業からNTTドコモに一時在籍後の就任ということもあるだろうが、NTTドコモの意志が強く感じられる記者会見となった。さまざまな企業とのアライアンスもあり得るとはしているが、今後日本においてAOLが提供するサービスは、NTTドコモのサービスを強化あるいは補う形のものが多くなるのは間違いないようだ。

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