(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモは18日、オランダのKoninklijke KPN社、およびオランダのKPN Mobile社と、欧州において、モバイルマルチメディア普及促進を目的としたMMJV(Mobile Multimedia Joint Venture)を設立することについて合意し、同日付で覚書を締結したと発表した。これに基づき、NTTドコモのモバイルインターネット技術やノウハウをMMJVに提供し、MMJVを通じてiモードと同様のサービスをKPNモバイル(オランダ)、E-Plus(ドイツ)、KPN Orange(ベルギー)へ今年中にサービスを開始する予定。MMJV設立時期は3月、会社名は未定、本社はオランダのハーグ市に置く。資本金は未定で、資本構成はKPNモバイルが75パーセントで、NTTドコモが25パーセント。
また同時に、NTTドコモ、KPNモバイルおよびイタリアのTelecom Italia Mobile社の3社で、欧州市場において、モバイルインターネット事業の共同事業化について検討することを目的として、覚書を締結したと発表した。覚書の内容は、“HTMLコンテンツに関してMMJVからTIMへモバイルポータルサービスの提供の検討”、“イタリアでサービス提供後、TIM関連オペレーター(オーストリア、フランス、ギリシャ、スペイン、トルコ)への提供の検討”、“3社間で欧州におけるモバイルポータルJVの設立の検討”の3点となっている。
