東日本電信電話(株)と西日本電信電話(株)は18日、2000年12月26日に本格提供を開始した“フレッツ・ADSL”とADSL接続サービスについて、利用形態の多様化を図るため、料金形態の見直しを2月1日に実施し、回線接続装置の端末売り切り(端末設備化)を行なうと発表した。これに伴い同日付で、総務大臣にユーザー料金についての変更に関する届出を行なったと発表した。
これにより、ADSLモデムなどの端末設備化を行なうことにより、買い上げ・レンタルをユーザーが選択できるようになる。料金例は、月額料金が電話共用で、スプリッタ/ADSLモデムをユーザーが買い上げ、屋内配線をNTTが保守しない場合が4050円、スプリッタ/ADSLモデムはレンタルで、屋内配線をNTT保守としない場合が4540円、スプリッタ/ADSLモデムをレンタルし、屋内配線をNTTが保守する場合は4600円などとなる。工事費は、ユーザーが宅内工事を行なった場合が2800円、NTTが宅内工事を行なった場合は1万6500円。契約料800円が別途必要。
“フレッツ・ADSL”に関しては、スプリッタ、ADSLモデムのレンタル以外に買い上げも開始する。買い上げ価格、および利用中のレンタル物品の買い上げ価格については現在検討中。なお、買い上げできる機種についてはNTT東日本およびNTT西日本が指定した機種に限定する。また、移転などでADSLモデムなどを使用する地域が変更になった場合、買い上げたADSLモデムなどが使用できなくなる場合もあるとしている。