ヤマハ(株)は9日、中国の携帯電話用コンテンツ配信会社であるeDongcity Information(Shanghai)社(以下イードン・シティ)と提携し、着信メロディーの配信サービスを同日開始したと発表した。携帯電話向け着信メロディー配信サービスに関する同社からの海外進出は台湾に続き第2弾となる。
同社は、イードン・シティが提供するプリペイド着信メロディー契約者向け着信メロディー(単音)配信サービスにコンテンツを提供する。同サービスの会員登録料は月額6元(約80円)で、1ヵ月に5曲までのダウンロードが可能となる。曲数は、中国語曲が30%、クラシック曲が20%、欧米曲が50%の割合で用意され、人気曲を10曲ずつ毎週更新するという。対象キャリアはチャイナモバイルやチャイナユニコムなどの全キャリアで、対応機種はノキア製とモトローラ製携帯電話端末の単音着信メロディー配信対応タイプ。目標月間利用者数を30万人、初年度売上見込みを2億円としている。
なお同社では、アジアでの今後の展開を睨んで、中国語曲などの現地曲の制作を先行させており、今回イードン・シティに提供する着信メロディの曲データは、同社が台湾に出資している合弁会社である功学社ヤマハを拠点として現地のスタッフに制作を委託しているという。