ソニックブルー(旧ダイアモンド・マルチメディア・システムズ)とスポーツ用品メーカのナイキによる共同開発製品であるポータブルシリコンオーディオプレーヤ「NIKE PSA Play 120」が登場した。同製品は20日に発売となった「NIKE PSA Play 60」のメモリ拡張版で、NIKE PSA Play 60が32MBの内蔵メモリだったのに対し、64MBを内蔵するのが特徴。また、MMC(Multi Media Card)により、最大96MBまで拡張できる。デコード部にはソニックブルーのシリコンオーディオプレーヤ“Rio”シリーズと同様のエンジンを搭載しており、MP3とWMAの両ファイル形式に対応。エンコードソフトも付属する。PCとはUSBで接続。単3アルカリ乾電池を使用し、再生時間は約10時間。リモコンも同梱する。
機能面以外では、なんと言ってもナイキ独特のシンボルマークが注目されるところ。また、スポーツをしながら音楽を楽しめるようにと腕に固定できるようアームバンドが付属し、さらには汗で滑らないよう卵形の本体がゴムで覆われているのも特徴だ。
ビックパソコン館新宿東南口店 シリコンオーディオプレーヤコーナーの様子。NIKE PSA Play 120がかなり目立つ位置にあるのが分かるだろう |
本日発売の同製品を扱うビックパソコン館新宿東南口店では、発売前から問い合わせが多く、現行製品である32MB搭載版よりも引き合いはかなりあるとのこと。最大96MBというメモリ容量の多さや、ナイキのブランド、また、時計のように腕に装着できる点もユーザーにアピールしているのではという見解を示している。「16日に発売となったパナソニックの『SV-SD75』は標準でアームバンドを同梱していなかったために店頭で実際に製品を見て買い控える人が多かったが、NIKE PSA Play 120は違う」とする同店では、かなりの手応えを感じているもよう。
ちなみに、新宿で同製品を扱っていた他の量販店でも、シリコンオーディオプレーヤコーナーの中でも目立つところに陳列しており、注目の製品であることがうかがえた。
アキバでも大手ショップでは大量に展示中
撮影したビックパソコン館新宿東南口店のほか、取り扱いショップの多くで見られたポスター。購入したい人はこのポスターを目印にするといい |
今回、ソニックブルーが幾つかの指定販売店のみに製品を卸したため大々的なデビューとはなっていないが、アキバでも大手ショップを中心に実機やモックアップを用いた展示は比較的派手に行われていた。ショップでは大々的に展示しているのが目立ち、こちらも手応えはかなりアリと見てよさそう。一般受けするデザインと、一時の勢いこそないものの、それでも十分通用するナイキブランドの力も手伝って、タイミングさえうまく合えばこれまでシリコンオーディオプレーヤに興味のなかった人たちの間でも大ブレイクする可能性を感じる製品だ。
価格は、調査した以下の店舗で一律3万3800円。
- ビックパソコン館新宿東南口店
- ヨドバシカメラ新宿西口本店 AV総合館
- ラオックス ザ・コンピュータ館
- ソフマップ 秋葉原1号店 Chicago館
- カクタソフマップ