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太閤立志伝IV

太閤立志伝IV

2000年12月22日 19時53分更新

文● 中村聖司

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太閤立志伝IV

コーエー

価格未定(2001年春発売予定)

「太閤立志伝IV」のマップ移動画面。殿様風や若侍風の武将や行軍中の部隊、具足をつけた武将、忍者らしき怪しげな人物などが確認できる。海上には帆を張った船もいる。見るだけで楽しくなってくる画面だ。

続いてのコーエーの新作は「太閤立志伝IV」だ。発売時期は「三國志VIII」と同様に2001年春を予定。「太閤立志伝」シリーズは、文字どおり太閤豊臣秀吉の足軽時代から天下人になるまでの道のりを軽快に楽しめるシミュレーションRPGである。「信長の野望」や「三國志」シリーズに比べて少し毛色が異なり、コミカルさを重視したゲームシステムで、ふんわりとした優しい雰囲気のうちに戦国時代を楽しめる人気シリーズである。

ぶらりと訪れた小田原城の様子。主命は「因幡・但馬国攻略」、今の仕事は「伊勢海老10000仕入」のようだ。残り365日だから、まずは東北に向かい特産品をたっぷり仕入れて、日本海周りでゆっくり目的地に向かおうか。
こちらは「風魔の里」。忍者の里には忍び屋敷があるぞ。

 その最新作IVでは、豊臣秀吉のみならず、ゲームに登場する総勢600人の武将のすべてでプレイすることが可能になるという。ただし、最初からすべての武将が選べるわけではなく、秀吉が旅先で知り合った武将から「主人公カード」を入手する必要がある。武将からカードを入手する方法にもいろいろあって、親密になっただけで簡単に貰えたり、ときにはカードバトルに勝利しないと貰えないこともあるらしい。



これは「名所カード」。全部で何枚あるんだろう?

 ここで太閤ファンは「おやおや?」と思ったはずだ。そう、IVはカードゲームの要素をふんだんに盛り込んでいるのだ。個人戦や合戦はカードバトルで行われる。カードの種類は先述した「主人公カード」のほかに、合戦の際に使用する攻撃や突撃などの「基本カード」、“燕返し”や“啄木鳥の戦法”といった史上有名なさまざまな攻撃を集めた「特殊戦法カード」、日本各地の名所が描かれた「名所カード」、“忍術”“軍学”を鍛錬することで入手できる「技能カード」、プレイヤーの戦果をたたえる「称号カード」などが用意されるようだ。ここまで読めばわかるように、すべてのカードがカードバトルで使用できるわけではなく、むしろ純粋にコレクションを目的としたものも多い。



これが「主人公カード」だ。なお、カードの柄やイラストは今後変更される可能性があるので、注意。
堺の町で買い付けをしていると、そこで直江兼続とばったり。ここで「1560年生まれの彼が、なぜ1560年に堺にいるの?」という突っ込みは厳禁。本作は「細かい話は抜き」で戦国時代を軽快に楽しむゲームなのだから。

 IVの最終的な目標は、やはり「天下統一」にあるのだが、お使いついでに主人公カード集めに精を出したり、もっと豪気にすべてのカード(総数は不明)のコンプリートを目的とした旅を延々続けてもおもしろそうだ。すべての武将でプレイ可能になったことにより、武将によっては日本国内行脚の旅を続けたり、仕事請負人になったり、うまく相場を見て、各地の特産品で交易を行い蓄財に励むような遊び方ができる。無限の遊び方を“お気楽”に楽しめるのが、IVのなによりの魅力といえるだろう。



伊賀の頭領“百地丹波”。彼からも主人公カードが貰えたりするのだろうか?
個人戦の様子。カードバトルで戦闘が行われ、結果が中央にアニメーションで表示される仕組み。
合戦の様子。相変わらずかわいらしい画面構成だ。どしどし戦功を稼ごう。
合戦の様子。その2。かわいい大砲が敵に向かって火を噴いている。

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