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シャープと台湾モゼルバイテリックが半導体合弁会社

2000年12月19日 16時44分更新

文● 編集部

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シャープ(株)と台湾の半導体メーカーであるMosel Vitelic社(モゼルバイテリック)は18日、パソコンや携帯電話向けに需要拡大が見込まれる液晶ドライバーLSIについて、合弁会社“敦茂科技(ドンマオカーチー) 股イ分 有限公司”を設立することで合意したと発表した。台湾島内に液晶ドライバーLSIの設計、生産手配、販売業務を一貫して行なう合弁会社を設立する。資本金は約18億円で、出資比率はモゼルが55パーセント、シャープは45パーセント。設立時期は2001年の年初の予定。

新会社では、シャープから液晶ドライバーLSIの設計技術ライセンスを受け、台湾を中心としたユーザー向けにLSIの設計開発を行なう。また、モゼルグループや他のファンドリーメーカーに生産委託して液晶ドライバーLSIの生産手配を行なう。そのほか、台湾を中心としたユーザー向けに液晶ドライバーLSIを販売する。
なお、シャープには、技術移転および合弁会社の販売に対するロイヤリティーが支払われる。

モゼルバイテリックは、DRAMやSRAMなど半導体メモリーを中心にグループ内でウエハー生産/テスト/アセンブリーなど一貫した生産体制を持った台湾の垂直分業型半導体メーカー。合弁会社設立を通じ、自社の生産規模の拡大と併せてシャープとの密接な連携のもと、台湾における液晶ドライバーLSI市場でのトップの地位確保を狙っていくとしている。

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