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最新世代IDE HDDのパフォーマンス比較

最新世代IDE HDDのパフォーマンス比較

2000年12月17日 18時43分更新

文● 丸尾

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Seagateの最新IDE HDD「Barracuda ATA III(ST340824A)」。

 しばらく沈静化していたIDE HDDの高速化バトルだが、この12月にはいって、UltraATA/100対応、回転速度は7200rpm、1枚あたり20GB容量のプラッタ……といったスペックを持った製品が各社から続々と登場し、一気に活性化してきた。なかでも、最大内部転送速度が500Mbpsとなっているなど高いスペックから性能が注目されるSeagate「Barracuda ATA III」を入手できたので、取り急ぎベンチマーク結果をお届けしよう。すでに市場を賑わせているQuantum「Fireball Plus AS」やMaxtor「DiamondMax Plus 60」などの結果も掲載しているので参考にしてほしい。


 今回はTCD Labs製「HD Tach 2.61」の結果のみを掲載するが、ここでは期待通りの素晴らしいパフォーマンスを披露している。特にBarracuda ATA IIIは、シーケンシャルリードのピーク転送速度では40MB/秒を超え、アベレージでも約39MB/秒、シーケンシャルライトの性能でもIDE HDD中No.1と言える数値を叩き出した。旧SUPER ASCII誌時代からお馴染みのASCII Lab.製ディスクベンチマークの結果や、競合製品との詳しい比較や分析は追ってレビューで掲載する予定だ。

TCD Labs製「Hd Tach 2.61」のベンチマーク結果表示画面(Barracuda ATA III)
TCD Labs製「HD Tach 2.61」によるシーケンシャルアクセス結果の性能比較。
メーカー Seagate Quantum Maxtor
製品名 Barracuda ATAIII FireballPlus AS DiamondMax Plus60
回転速度 7200rpm 7200rpm 7200rpm
平均シークタイム 8.9ms(※1) 8.5ms 8.7ms
最大内部転送速度 500Mbps 非公開 456Mbps
バッファサイズ 2MB 2MB 2MB
容量 10.2/20.5/30/40GB 10.2/20.5/30/40/60GB 10.2/20.4/30.7/40.9/60.5GB
プラッタ1枚あたりの容量 20.5GB 20.5GB 20.4GB
※1 12月21日訂正。2000年9月の発表資料では8.5msでしたが、量産後の正式スペックは8.9msとなりました。

SeagateのWebサイト(http://www.seagate.com/)

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