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新発売のパナソニック「SV-SD75」を迎える新宿とアキバの温度差

2000年12月16日 21時37分更新

文● 狭間太一郎

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 パナソニック製SDオーディオプレーヤの最新モデル「SV-SD75」が発売になった。SV-SD75は、SDメモリカードを使用する携帯プレーヤ。従来モデル「SV-SD70」の対応フォーマットがAAC(Advance Audio Coding)のみで、一般に普及しているMP3形式の音楽ファイルを楽しむには逐一AAC形式に変換しなければならかったのに対し、標準でMP3形式をサポートするのが最大の特徴だ。ほかにも、バッテリが単4型アルカリ乾電池からニッケル水素充電池に変更されるなど、市場の要求に応えた格好のモデルと言える。



新宿ではさくらやAV総合館で発売。指名買いが多い

 新宿のさくらやAV総合館では14日に入荷し、販売を開始している。実売価格は4万2800円と、ほかのプレーヤーと比較すると高め。それでも「他社製のMP3プレーヤに比べても遜色ないすべり出し」ということだから、デザインを重視する人や、パナソニック信者などを中心に指名買いアイテムとなっているようだ。

さくらやAV総合館。写真中央左端がSV-SD75だ。新製品のわりには案外こぢんまりとした展示。それでも売れているというのだから、期待していた人は結構いた模様

アキバでも売ってはいるが…

 一方アキバでは、大手量販店を中心に確認した限りでは16日現在、サトームセン本店がこちらも4万2800円で販売していたのみ。そのほかのショップでは「未入荷」「20日過ぎでないと入らない」といった状況だ。全体的に盛り上がりに欠けるのは「SV-SD70の在庫がまだ十分にあるから」という事情によるのかもしれない。また、SDMI準拠の著作権保護機能が生む“ユーザー側で自由に曲を出し入れできない”という不便さをアキバのユーザーが敬遠している可能性もありそうだ。

【取材協力】

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