このページの本文へ

RADEON VE

RADEON VE

2000年12月11日 21時18分更新

文● 佐久間

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 カナダATI Technologiesは、1チップで2画面表示を可能にする新ビデオチップ「RADEON VE」搭載カードを129ドルで発売すると発表した。

Nvidiaの独走にまったをかけるATIが、GeForce2 MX対抗として投入してくる「RADEON VE」。その搭載カードが2月に発売される。

 RADEON VEは、同社のトップエンド2D/3Dビデオチップ「RADEON」をベースに、RAMDACとCRTコントローラを2セット内蔵し、低価格化したもの。動作クロック(コアクロック&メモリクロック)はまだ公開されていないが、Nvidiaの「GeForce2 Ultra/GTS」に対する「GeForce2 MX」のように、動作クロックを抑えながら、2画面表示の付加価値を売りにして、普及価格帯に投入するモデルと見られる(詳しくは追加取材中)。

 写真公開されているサンプルカードでは、DDR SDRAM32MBを搭載し、RGB出力、DVI出力、S-VIDEO出力の3つの端子を持っている(同時に2つまで使用可能)。
 また、同日ATIが独占的提携を結ぶと発表したAppian Graphicsの「Hydra Vision」技術を使い、単なるデュアルモニタやクローン表示だけでなく、最大9つの画面(ウィンドウ配置)を記憶させて1ボタンで切り替えたり、アプリのウィンドウやダイアログボックスを表示するモニタの指定(Shift+1か2で選択可能)、などが行えるユーティリティを付属する。

 出荷開始時期は米国で2月を予定しており、日本でもその後まもなく発売されるものと思われる。なお、日本での価格はオープンプライス。

ATIテクノロジーズジャパン(株)
問い合わせ先 03-5275-2241

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン