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個性的なGeForce MXカード3種が販売開始

2000年12月02日 16時59分更新

文● Jo_Kubota

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 ここ最近の売れ筋ビデオカードと言えばGeForce2 MX。それも各社から発売されており、どこのショップにもところ狭しと並んでいる。そんな状況のなか、GeForce2 MXを搭載した個性的なビデオカードが今週、3種類リリースされた。

「SUMA GeForce2 MX GE」

 1つめはスケルトンボックスですっかりおなじみとなったSUMAから。ビデオチップのヒートシンクとバックパネル部分がゴールドになっているのが特徴的だ。製品名は「SUMA GeForce2 MX GE」で、最後の“GE”は“Gold Edition”の略。基板の黒に映えるゴールドが高級感を感じさせる。スペックは既に登場している「SE(Special Edition)」と同じで、コアクロックは175MHz、メモリクロックは166MHz。使用されているビデオメモリは5.5nsとかなり高速なSDRAMが32MB載っている。またTwinViewにも対応しマルチモニタでの使用も可能だ。加えてS端子のTV Outも装備されており、TV出力もできる。高速電脳が1万7800円で販売している。



「Creative GeForce2 MX」

 2つめは、GeForce2 MX搭載カードとしては最後発となった製品。32MBのメモリがDDR SDRAMとなっている。他のGeForce2 MXカードでは一般的なSDRAMを搭載している場合が多い。DDR時のメモリクロックは286MHz(元クロックは143MHz)となっている。前述のSUMA製(166MHz)と比べ、単純計算でのメモリ帯域ではCreative製品の方が有利だ。ビデオカード自体は実に質素で細身のデザインとなっている。なおコアのクロックは175MHz。クレバリー1号店が1万4800円で販売中。また、ソフトアイランド秋葉原店も発売予定だとしている。

「Hercules 3D Prophet II MX DUAL-DISPLAY VIDEO」

 最後にGuillemotのHerculesブランド「3D Prophet II MX DUAL-DISPLAY VIDEO」。ビデオメモリは32MBのSDRAMでクロックは183MHz。SDRAMではGeForce2 MX最速のメモリ速度を持つ。加えてデュアルディスプレイに対応し、VGAとTVに同時出力も可能だ。ただSUMA製とは違い、VGA 2系統の出力はできない。デュアルディスプレイ時にはTVの方へ拡大表示したりDVDビデオなどを出力することができるなど、多彩なモードを備えるのが特徴と言えるだろう。価格は、ソフトアイランド秋葉原店が1万7950円、クレバリー1号店が1万8800円、USER'S SIDE本店が1万9800円。

 以上3点を紹介したが、なかなか選択に悩んでしまう。ゲームをするならCreative、TV出力を重視するならHerules、TwinViewをするならSUMA、という選択になるだろうか。いずれにしても個性派が揃ってきたGeForce2 MX。これでさらにnVIDIAのシェアが伸びることは間違いがなさそうだ。



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