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【Crusoeトラブル続報】ソニー、バイオの一部でCPU無償交換へ

2000年11月30日 22時02分更新

文● 編集部 佐々木千之

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日本電気(株)の発表に端を発した、Crusoe搭載パソコンの無償修理の動きは、ついにソニー(株)のバイオにも及ぶこととなった。ソニーはトラブルの起こる可能性のあるバイオのシリアル番号を公開し、無償修理に応じると発表した。

ソニーの発表した資料によると、ソニーが販売する『バイオC1』2モデル、『バイオGT』1モデルの一部製造分において、“システムリカバリーCD-ROMを使って、OSを再インストールして出荷状態に戻す作業を行なおうとした際、『ストリーム リードエラー』というメッセージが表示されてリカバリーの動作が中断する”という現象が発生する場合があるとしている。

『バイオC1 PCG-C1VJ』
『バイオC1 PCG-C1VJ』
『バイオGT PCG-GT1』
『バイオGT PCG-GT1』

ソニーでは、パソコン製造の際に再インストールできることを確認したうえで出荷を行なっているため、出荷後の製品でこの現象が発生する可能性はごくまれであるとしているが、問題を持つとされたロットのTM5600-600MHzが使用されている製品のシリアル番号を公開した。

『バイオC1 PCG-C1VJ/BP』 28316100 1208551~28316100 1214434
『バイオC1 PCG-C1VJ』 28316100 1108840~28316100 1114254
『バイオGT PCG-GT1』 28311000 1100151~28311000 1103382

これ以外のシリアル番号の製品では、問題のCPUは使われていないとしている。また、これらのシリアル番号のバイオであっても、そのすべてにおいて問題のあるロットのCPUが搭載されているわけではないとしている。これらのシリアル番号を持つバイオのユーザーで、再インストールができないという症状が発生した場合、VAIOカスタマーリンクに連絡すれば、ソニーで点検を行なったうえでCPUの無償交換を行なうとしている。

日本電気に続いてソニーも問題の発生を確認し、無償交換を発表したことで、同じTM5600-600MHzを使用する日立製作所の動きも注目される。

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