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IPA、コンピューターウイルスの緊急警告を発表

2000年11月28日 13時45分更新

文● 編集部

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情報処理振興事業協会(IPA)は24日、新種ウイルスの被害により、11月のコンピューターウイルスの発見届出件数が急増し深刻な事態となっているため緊急警告を行なうと発表した。

それによると、メールに添付されたEXEファイル(xxx.EXE)をクリックするのは厳禁という。MTX、QAZ、Navidadなど最近出回っている新種ウイルスはいずれも、添付のEXEファイルをダブルクリックすることで感染被害に遭う。

ウイルス対策の基本事項はメールの添付ファイルを常に疑って、不用意にクリックしないことであるが、特にEXEファイルは危険度も高く、特殊な場合を除いてメールに添付されることは極めてまれであるという。受信したメールの添付ファイルがEXEファイルの場合は、安全が確認できない限り絶対にダブルクリックしないよう特に警告している。

報告のほとんど半分を占めるMTXウイルスは、1度感染すると、修復にはハードディスクの初期化が必要となる。

なお、一部報道では、MTXがメールボックスに保存されているメールの相手に再送メール風のメールを送信し続けるかのような伝えられ方がされているが、これは、Navidadの伝染の仕方であり、MTXは、新規メールに対する追信メールのようなスタイルでウイルスファイルが届くという。

ウイルスを受信したら、感染する前に削除することが大切。感染してしまった場合は、ウイルスごとの適切な処置をとる必要がある。詳細は以下のアドレスに掲載されている。

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