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デル、SANアプライアンス製品『PowerVault 530F』を発売

2000年11月27日 19時47分更新

文● 編集部

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デルコンピュータ(株)は27日、ストレージ製品『PowerVault(パワーボルト)』シリーズで、“ストレージ・エリア・ネットワーク”(SAN)における、効率的なデータ管理に機能を特化したSANアプライアンス製品『PowerVault 530F』を同日付で発売したと発表した。販売は同社の法人営業部、ダイレクトセールス事業部(TEL.044-556-6190)を通じて行なう。

製品写真
『PowerVault 530F』

『PowerVault 530F』はSAN向けのデータ管理ソフトウェアを搭載し、“ディザスタ・リカバリー(災害復旧)”機能の強化など、データの信頼性と管理性の向上に機能を絞ったストレージ製品。SAN環境内で同製品をサーバーとストレージ間に配置することで、障害などに備えてリアルタイムでデータをコピー、分散させ、安全性を高められるとしている。ディザスタ・リカバリー機能“リモート・ミラーリング”は、メインのSANストレージのデータを遠隔地にあるリモートSANにリアルタイムでコピーし、離れた2つのサイトで独立して保存することで、メインシステムのデータが災害などの理由でアクセス不能になっても、もう一方のサイトに保存されたデータによるリカバリーが可能という。そのほか、複数のストレージシステムを仮想的に1つのストレージとして扱い、データ書き込みの効率を最大限引き出すために、最適なサーバーにストレージを割り当てる“ストレージ・バーチャライゼーション”機能などを搭載する。また、ウェブブラウザーベースで設定・管理ができるほか、現行のSANシステムにそのまま接続できるなど、導入が容易としている。

同社ではEコマースやデータセンター、データウェアハウジングなど、システムのダウンタイムを最少限に抑える必要のあるミッションクリティカルなビジネスに最適と位置付けている。Fibre Channel(FC)ポートが、オプティカルFCポートを4ポートと、銅線FCポートを2ポート、ネットワーポートはGigabitEthernetポートを2ポート装備する。サイズは幅434×奥行き756×高さ173mmで、重さは25kg。価格は520万9000円。なお、価格には有償サービス“3年間/当日4時間プラス対応オンサイト保守サービス”の価格も含まれる。

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