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CALL TO POWERII

CALL TO POWERII

2000年11月27日 18時10分更新

文● 嶋村

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 (株)マイピック(メディアクエスト)は、欧米で11月から発売が開始された文明育成SLG「CALL TO POWERII」の日本語版の発売する。発売時期は2001年4月を予定している。

今回掲載した画面は英語版のものだが、日本語版ではすべて日本語化される。メインマップ部分は前作「CALL TO POWER」から大きな変更は加えられていないが、画面下の全体マップやコマンド入力のインターフェースはすべて新しくなっている。

 古代からの現代までの人類の歴史を科学・軍事・文化など各方面からシミュレートする「Civilization」シリーズ。この名を耳にすればHasbro Interactiveと天才ゲームデザイナー“Sid Meier”というイメージがまず浮かぶが、この「CALL TO POWER」には彼は関与していない。といっても、従来のシリーズで貧弱だった戦闘システムの改良や現代から千年後を想定した未来のユニットの追加、海底都市、宇宙衛星都市といったSF的な都市開拓機能など、溢れんばかりのアイディアが詰め込まれたActivisionの「CALL TO POWER」は、Civilization中毒者の間で高い評価を受けたのだ。

都市の方針を決める都市マネージャ。新概念である“Mayer”の欄が右上に。どういう機能なのか気にかかるぞ!!

 気になる「II」では、Civilizationの肝のであるリアルな外交システムの洗練に重点が置かれている。そのひとつに、これまでは一方的だった外交的な要求が相互的になったことが挙げられる。たとえば隣国から「科学技術を供与してもらいたい」という要求を受けたときには「代わりにGoldをこれだけくれ」といった条件の提示ができるようになった。Civilizationでは同盟や共同作戦はもとより、軍隊の撤退や科学技術の援助など、外交交渉でできる要求が非常に多く、この要求も相手国との信頼や元首の性格などによって巧みに使い分けていくことが必要になる。



国家の方針を決めていく文明マネージャ。「CALL TO POWERII」の特徴のひとつでもある「公共事業」が健在であることが確認できる。

 残念ながら宇宙都市の概念は外されたが、その代わりこれまでゲーム後半の展開が早すぎたことからあまり重要視されなかった海、底都市の開発に比重が置かれることになった。そのほか戦闘システムの洗練、国境、都市ごとの市長の任命といった新概念が導入されている。どのように上手くシステムに組み込んであるかも楽しみなところだ。ローカライズに関しても、これまで「Civilization」シリーズを手がけてきたメディアクエストが担当するため、より一層の向上が期待できる。発売は2001年4月末に予定されているので、期待して待たれたし!!



外交の画面。相手元首の顔が登場するのが伝統的だっただけに今回はちょっと寂しめ。交換取引の条件に「汚染を減ら」したり「核兵器を減ら」すように要求する項目が見える。
周りの国との比較で自分の国の強さが比較できる戦略画面。自国ユニットの数が一目でわかる。

(株)マイピック(メディアクエスト)
問い合わせ先 03-5805-3629

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