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エプソン、デジタル画像出力作品のコンテストを開催

2000年11月24日 19時48分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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セイコーエプソン(株)は24日、デジタル画像出力された作品を対象としたコンテスト“エプソン カラーイメージングコンテスト2000”の表彰式を都内で開催した。

同コンテストは、“デジタルは未来の夢を見る”をテーマに、インクジェットプリンターなどでデジタル画像として出力された写真やグラフィック作品を対象としたもの。'94年に“カラーイメージング大賞”としてスタートし、今回で通算7回目の開催となる。7月1日~9月30日の期間に作品を募集、応募総数は6211点(写真部門3494点/グラフィックアート部門2717点)となった。

今回の大賞は、東京都の池田加奈子さん(学生)の作品『僕らは生きる』。大賞には、賞金300万円とエプソン製品が贈られた。

大賞作品『僕らは生きる』。作品のモチーフは金魚屋のメダカ。一匹だけ死んでいるメダカをみつけ、カメラを向けたのだという
大賞を受賞した池田加奈子さん。ロシア旅行中に生肉を食べ入院、退院直後に受賞の知らせを受けたという

表彰式の席上で、主催者を代表しセイコーエプソンの木村登志男専務取締役が、「この6年間でPCやプリンターなどのデジタル機器技術は格段に進歩し、デジタル作品において独創性や芸術性がいろいろ表現できるようになった。今後も技術開発を積み重ね、みなさんが作品を作りやすい環境を提供したい」と挨拶した。

また今回のコンテストの総評として、審査員であるアートディレクターの勝井三雄氏は、「審査は多くの作品を見ながら行なうものだったが、思いがけない発見があって貴重な体験だった。家族的な作品からグラフィックやデザインの表現領域に至る作品までバラエティーのあるものだった。作品を通して作者の世代感覚を理解した」と語った。

なお、上記大賞作品をはじめとするコンテスト入賞作品は、東京/有楽町マリオン朝日ギャラリーにて本日より11月29日まで展示公開される。入場料は無料。

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