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発売間近? ALiMAGiK 1搭載のIwillマザーのデモが各ショップで始まる!

2000年11月24日 10時55分更新

文● 小板

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T-ZONE.PC DIY SHOPでデモ中のマシン。DDRと印字されたIwillのマザーボードパッケージも展示されていた

 なかなか秋葉原に登場しないDDR SDRAMだが、今週20日から突然対応マザーボードのデモが始まった。デモを行っているのはT-ZONE.PC DIY SHOP、ソフマップ Chicago Windows専門館、ツクモ.eX.など。気になるマザーボードはアメリカのラスベガスでも先行して公開されていたIwill製「KA266-R」。台湾Acer Laboratories Inc.(ALi)が今年8月下旬に発表したALiMAGiK 1を搭載しているのが最大の特徴で、AMDのAthlon、Duronをサポートし、PC1600とPC2100のDDR SDRAMが使用可能だ。



ツクモeX.で見せてもらった英語版マニュアルにはジャンパによる倍率変更機能の表記が……

 フォームファクタはATXで、AGP×1、AMR×1、PCI×5となっており、メモリソケットは3本となっている。FSBについては、100/101/102/103/105/107/110/120/126/133/136/137/140/142/146MHzと15通りの設定が可能だという。マニュアルによると、倍率もジャンパで5~12.5倍まで設定できるようになっている。また、4.1chスピーカーをサポートしたC-MediaのCMI-8738を搭載する。すでにIwillのホームページでは明らかにされているが、「KA266-R」のRはRAIDつきの意味で、AMIのRAIDチップ(80649)を搭載。このほかにも、RAIDを排除した「KA266」が用意されており、デモのポップによると両製品とも発売は12月と書かれていた。



NorthBridge“M1647”のヒートシンクには「Powered by DDR」の文字が見える

 ちなみに、T-ZONE.PC DIY SHOPでデモに使用していたDDR SDRAMはメルコ製で256MB。CPUはAMD Athlon-1GHzだった。ショップによってRAIDを組んでいたり、組んでいなかったりとまちまちで、メモリ容量もまちまちだ。

 ネットやその他の情報によるとMicronのDDR SDRAMがそろそろ市場に現れるのではと話題になっているが、秋葉原の各ショップでもいつ入荷するのか具体的な日時は分からないとしている。数週間前までは、GigabyteのDDR対応マザーが一番最初ではないか?との噂が入ってきたが、どうやら出荷が遅れているのが現状だ。

 したがって、現在ショップで目にすることができる製品は「KA266-R」だけになる。マザーやDDR SDRAMの登場が我慢できないユーザーは、この休日に見に行ってはいかがだろうか?



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