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ヘッド位置調整機能

ヘッド位置調整機能

2000年11月27日 16時44分更新

文● 行正

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キヤノン販売/日本ヒューレット・パッカード

ヘッド位置調整機能

 インクジェットプリンタでは、印刷ヘッドの取り付け精度などの問題から、ソフトウェアで印刷位置の最終調整を行うものがある。とくに印刷ヘッド自体が交換可能な製品では一般的な方式で、ヘッド交換後に1度行えばよい。また、印刷ヘッドがプリンタ本体に固定されているエプソン製品においても、双方向印刷時の印刷精度を向上させるため「ギャップ調整」と呼ぶ調整を行う。

 調整は、付属ソフトウェア(大抵はプリンタドライバから呼び出すユーティリティ)が印刷するテストパターンをユーザーが肉眼で判断し、複数のノズルを使って印刷した直線パターンのうち、最も直線に近いパターンを選ぶなどしてヘッドの位置や角度の微妙なズレをプリンタドライバに教え、プリンタドライバは今後の印刷の際に補正することにより最高の画質が得られる。

キヤノンBJ S600のヘッド位置調整機能。2ページを印刷し、画面に表示された印刷パターンからもっとも正確に印刷された番号を選択入力する。

 最近のプリンタでは、印刷ヘッド部に光学式センサを備え、テストパターンを印刷するだけでセンサがパターンを読み取り、プリンタドライバが自動的に補正を行う製品(hpのdeskjet900シリーズ、キヤノンのBJ F600シリーズ)が登場している。

hp photosmart1215のヘッド位置調整機能。用紙にパターンを印刷するが、ヘッド上の光学センサで印刷パターンを読み取ることで自動的に位置調整が行われる。インクタンク一体型のヘッドを交換すると自動的にこの処理が実行される。

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