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メディアセンサー

メディアセンサー

2000年11月27日 16時44分更新

文● 行正

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日本ヒューレット・パッカード

メディアセンサー

 hpのdeskjet990cxiおよびphotosmart1215では、印刷ヘッドに装着された光学式センサにより、給紙された紙の種類を普通紙/光沢紙など4種類から自動的に判断し、最適な方式で印刷を行う機能を持つ。反射率や反射光の波長から紙質を判断する内蔵データベースは、同社製のインクジェット用紙だけではなく、他社製インクジェット用紙や普通紙、上質紙など多数をサンプリングした結果を用いており、市場に出まわっている多くの紙に対応できるという。

 実際に利用してみると、プリンタのプロパティで用紙タイプを「Automatic」にしておけば、専用紙を入れたときは専用紙モードで、普通紙を入れたときは普通紙のモードで印刷され、現在の用紙タイプをほとんど意識しなくてもよい。普通紙に対して専用紙モードで印刷した場合、用紙のインク吸収量よりも多くのインクで印刷されてしまい、インクあふれと呼ばれるにじんだ印刷になってしまう。メディアセンサーを使って入れば、このような印刷ミスを避けることができるわけだ。
 紙質のチェックは、給紙された際にヘッドが光りながら1往復するだけなので、1秒以下で済む。10ページのモノクロ文書印刷の結果では、用紙タイプを「普通紙」にした場合(メディアセンサーOFF)と「Auto」にした場合では、メディアセンサーOFFにしたほうが約10秒高速なので、特定の用紙しか使わないのであればOFFにしたほうがいいだろう。

photosmart1215で印刷を開始したところ。印刷ヘッド(上にインクカートリッジが見える)のところで青い光が用紙を照射しているのが分かる。

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