このページの本文へ

パルディオ632P

パルディオ632P

2000年11月20日 16時21分更新

文● 行正

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 NTTドコモは、P-link機能を搭載したPHS「パルディオ632P」を発売した。価格はオープンプライス。

 P-link機能は一般のPHS電波を中継し、自営モードとよばれるPHS電波に変換する機能で、既存製品としては同社の「P-Link Station」に搭載されている。P-Link Stationでは、PHS契約をしたP-Link Stationを親機として、ほかのPHS端末を最大8台まで子機として登録できる。この場合の子機となるPHS端末はPHS契約されているものでも、PHS契約されていない(いわゆる白ROM)端末でもかまわない。これにより、音声通話用の端末やP-in、P-in Comp@ctなどのカードスロット装着型の端末を1回線分のPHS契約で共用することができる(ただし同時に使用はできない)。

 P-Link Stationは本体に通話機能やダイヤル機能などを持たないタバコの箱程度のユニットだが、今回発売されたパルディオ632Pは一般的な音声通話端末の形状をしており、データ通信(PIAFS64kbps)機能も装備する。子機登録は最大8台までで、子機とワイヤレス通話する機能も備える。同社のPHS高速ハンドオーバー機能であるクイックリンク機能を搭載し、移動中でも通話が切れにくいのが特徴。端末単体での機能としてはパルディオEメールなど、電波状態などをキャラクタで表示するオリジナルキャラクタ機能などを搭載する。連続通話時間は約6時間(本体使用時)で、P-Link機能使用時は音声もしくは32kbpsデータ通信時で約4時間、64kbpsデータ通信時は約2.5時間。連続待ち受け時間は本体使用時で約500時間、P-Link機能を使用しての待ち受け時間は約50時間。本体サイズは約39(W)×18(D)×123(H)mm、重量は約63g。価格はオープンプライスで、ドコモ直販店ではP-inもしくはP-in Comp@ctとのセットで販売される。

P-Link機能を持つことでP-in Comp@ctなどのカード型PHSと連携して利用できる「パルディオ632P」

NTTドコモ
問い合わせ先 0120-800000

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン