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人 CF-X1R

人 CF-X1R

2000年11月20日 11時10分更新

文● 内田

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人 CF-X1R

松下電器産業

オープンプライス

松下電器産業は、B5からA4まで、スペックのバランスと使い勝手、そしてサイズと用途を考慮した携帯性の高さをセールスポイントとして「Let's note」シリーズをこれまでリリースしてきている。この冬に登場したA4サイズノートの新シリーズは、従来の同社ノートの路線から離れたコンセプトに仕上がっており、シリーズ名も新たに「人」と名づけられた。Let's noteシリーズのA4ノート「L1」シリーズは、メインマシンとして長時間使うのも苦にならないサイズと、家庭内での移動に楽々耐えうるスリムさを売りとしていたが、この「人(CF-X1)」シリーズは、AV機器、特にDVとの連携に焦点を合わせたマシンとなっている。

Let's noteからイメージ一新
AV特化の新シリーズ

 人シリーズの最上位モデル「CF-X1R」は、CPUにSpeedStep対応のMobile PentiumIII-700MHzを採用し、64MBのメモリ、20GBのHDD、4倍速書き込み/書き換え、24倍速読み出しのCD-RWドライブ(着脱式)を装備する。また、ビデオチップには松下としては初めてATIのRAGE Mobility-M1を採用した。また、拡張カードスロットは、PCカードスロットのほか、SDカードスロットが装備されている。

 液晶サイズは14.1インチ(1024×768ドット/フルカラー表示)で、動画や静止画を表示する場合にはハイコントラストでメリハリの利いた画質に、テキスト表示主体の場合にはコントラストを抑えて目に優しく、といったように、アプリケーション単位で液晶のコントラスト比を調整する「液晶AI」機能が搭載されている。Let's noteシリーズで採用されている従来の液晶パネルに比べ、白の白さ、黒の黒さがくっきりしており、画像の色合い自体もより自然な感じに近い。DV編集を利用するときにもこの液晶AIの効果は発揮されるが、DVD-ROMドライブ搭載の下位モデル「CF-X1D」でDVDを再生した時には特にこの効果を実感できる。

 ポインティングデバイスはLet's note B5シリーズでおなじみのトラックボールで、ボール直径はB5シリーズと同じ16mm。キーボード上部には、ワンタッチでアプリケーションを起動する「ダイレクトアプリケーションボタン」が設けられている。本体前面中央部分には内蔵CD-RWドライブをオーディオCDプレーヤとして利用するための操作パネルが設けられている。PCの電源がオフの状態でもCDプレーヤは利用可能だ。スピーカはパームレスト部および底面(サブウーファー)の3ウェイで、内蔵スピーカながら迫力のあるサウンドが楽しめる。なお、この操作パネル部分にはバッテリ残量、HDDアクセスランプ、新着メール通知のLEDも組み込まれている。

蓋をしめた状態でも操作が可能なCDプレーヤの操作パネル。本体の電源がオフでも、CDプレーヤの電源だけ入れてCD再生が可能(スイッチは左端)。メール受信通知LEDも装備。
本体左側面。CD-RWドライブとSDカードスロットが配置されている。

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