日本アイ・ビー・エム(株)とカナ(株)は14日、Eメールソリューションに関しての戦略的提携を発表した。提携内容は『IBM @.server pSeries』、『@.server xSeries』、『AIX』、『DB2 ユニバーサル・データベース』、『WebSphere』、『MQSeries』をサポートするKana Eメールソリューションの開発、両社の資金供出による共同マーケティング、日本IBMによるKana製品の再販、技術支援体制などとなる。両社は提携を通じて、日本企業のEビジネスへの変革を支援していくとしている。
Kana Eメールソリューションは、従来、企業が電話やFAXで受け付けていたユーザーからの問い合わせや苦情などの処理をEメールでも可能にするもの。同ソリューションの一部である『Kana Response』により、企業はユーザーから送られてくる膨大なEメールを、適切なユーザー窓口の担当者に自動的に振り分け、定型的なメールには自動応答を可能にすることで、即時、効果的、効率的な返答ができるよう管理する。また、『Kana Connect』は、ユーザーごとに異なる趣味や嗜好に合わせて、Eメールによるダイレクトメールを、個々のユーザーに発信できる。『Kana Connect』は、2001第1四半期に日本語化が完了する予定。