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ウイング・ラボ、クーポン制の“Cyber-Coin”サービスを開始

2000年11月16日 17時44分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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(株)ウイング・ラボは16日、インターネット上でユーザーが広告を閲覧するごとにポイントを取得できる双方向の情報流通システム“Cyber-Coin”のサービスを11月末に開始すると発表した。

ポイントが加算されるクーポンサービス

Cyber-Coinは、クーポン制の双方向情報流通システム。企業や店舗などの広告主が、一般のCyber-Coin会員ユーザーにバナー広告やダイレクトメールを提供、ユーザーはその中から好みの広告を選び、広告主のウェブサイトを閲覧すると、仮想クーポン“Cyber-Coin”を取得できる。クーポンのポイントはさまざまな広告を閲覧するごとに増えていく。

“Cyber-Coin”のサイト画面。ここから会員登録が可能

取得したポイントは、Cyber-Coin加盟店で商品を購入する際、値引きとして還元される。クーポンポイントは、インターネット対応携帯電話の画面に内容を表示して店舗で見せるか、PCでクーポン画面をプリントアウトしてその紙を店に持っていくことで利用できる。
例えば、Cyber-Coin加盟店のレストランでクーポン使う場合、携帯電話などでクーポン画面を表示しレジで見せると、レストラン側が携帯電話やPCで店番号や食事代を入力、表示されているポイント分が値引きされる。

入力された情報は同社のセンターサーバーに送信され、誰がいつどこで何を食べたかといった情報に分析、それらをマーケティング情報として広告主であるレストランに提供するという仕組みとなっている。

クーポンのポイント数や利用期限などは広告主が自由に設定可能。利用期限が切れると、クーポンのポイントは自動的に消失する。

ホテルやレストランで利用可能

Cyber-Coin加盟店は、ホテルやレストランチェーンなど実際の店舗のほか、インターネット上の仮想店舗など約5000軒。加盟店の名前はサービス開始時に発表するという。

Cyber-Coin会員登録は、同社ウェブサイトで無料で行なえる。同社は、年末までに会員を20万~30万人にするとしている。

また同社は、携帯電話とCyber-Coinを利用した決済システム“Mobile Credit”のサービスも提供する。例えば、Cyber-Coin加盟店のホテルがユーザーに携帯電話を貸し出し、ユーザーはクレジットカードの代わりにその携帯電話を利用できるというもの。ホテルで携帯電話を借り、他の加盟店のレストランで食事をした後、その店のレジで金額を入力してもらう。その金額データが同社のサーバーに送信されホテル側のシステムと連携、ホテルのチェックアウト時にホテル宿泊代とともにレストランの食事代も集金、レストラン分はホテル側がレストラン側に支払うという仕組み。Cyber-Coin加盟店で利用するため、ユーザーはクーポンのポイントを利用できるという。同社は現在、システム加盟店を募集している。

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