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大日本印刷とシグマ光機、レーザー式点字プリントシステムを開発

2000年11月08日 17時41分更新

文● 編集部

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大日本印刷(株)とシグマ光機(株)は7日、判読性が高く操作の容易な点字プリントシステム“Dippo(ディッポ)”を共同開発したと発表した。発売は2001年の夏に、価格は30万円台を予定している。

Dippoは、オンデマンド出力により視覚障害者の生活の場をより広げることを狙いとした製品。主に、病院の薬袋、市役所・ホテルなどの案内、ATM/POSなどの端末用レシートなど、公共サービス分野での利用を見込んでいる。判読性・耐擦過性・耐水性に優れており、タック紙での出力も可能なため、ラベルとしての使用にも適しているとしている。点字と墨字(カタカナ、かな、英数字、特殊記号)が同時に印刷できる。

シグマ光機がプリンター部を、大日本印刷が特殊感熱タイプの印字用紙を開発した。大日本印刷は、印字用紙をシグマ光機にOEM供給する。特殊感熱タイプの印字用紙は、ベースそうにマイクロカプセル入りのインクを塗布したもので、表面にラミネート保護フィルムを加工してある。レーザー光を印字用紙に照射することで、インク層のマイクロカプセルが熱により膨張(隆起)し、点を形成するという。点列のパターンは任意に作成でき、点字以外への応用も可能。

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