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トロン協会、JTRON2.1仕様を公開

2000年11月01日 18時07分更新

文● 編集部

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(社)トロン協会 ITRON部会は1日、Java技術と組込みシステム用リアルタイムOS仕様“ITRON仕様”の特徴と融合し、プログラムのポータビリティーとリアルタイム制御に優れたシステムの実現を可能とする仕様の最新版“JTRON2.1仕様”を公開すると発表した。

JTRON2.1仕様では、組込みシステムの開発に、Java実行環境とITRON仕様OSの両方の利点を使用できる。JavaプログラムとITRONタスク間の3通りの通信インターフェースを標準化しており、アプリケーションに応じて使い分けが行なえる。ITRON仕様OSとの整合性を重視して設計されているが、その大部分は、ほかのリアルタイムOSにも適用が可能という。

今回の改訂では、小規模な組込みシステム用に設計された、ITRONの最新仕様“μITRON4.0仕様”とJava技術の最新仕様“JNI(Java Native Interface)”に対応し、JTRON仕様の実装経験による仕様見直しも実施した。

多機能・高機能なビデオカメラや携帯電話などの開発期間を短縮でき、情報家電の開発における重要な役割も期待されるという。同仕様書はトロン協会が、一般には5000円、トロン協会会員には3000円で頒布する予定。ライセンス料は無料。なお、同仕様準拠のソフト製品が複数のメーカーから発売される予定という。

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