特定非営利活動法人The Linux Professional Institute Japan(LPI Japan)は30日、国内でLinux技術者の日本語による認定試験を11月13日に開始すると発表した。
記者発表会でのLPI Japan代表者たちによる記念撮影 |
LPI Japanは、Linux技術者の技術レベルを認定すべく、特定のベンダーやディストリビューターに依存しない世界共通基準の試験を中立ナ立場で実施する認定機関LPI(リナックス・プロフェッショナル協会)の日本法人。事務局は日本SGI(株)の本社内に置かれており、理事長は成井弦(リーディング・エッジ社代表取締役社長兼日本SGI取締役)が就任している。
今回開始される日本語の試験は、“VUE(Visual University Enterprise)試験会場ネットワーク”内の“LPI認定試験会”を利用して申込/予約手続きを行ない、全国48ヵ所で受験できる。
試験問題は常時LPIのサーバー上に置かれ、受験者がアクセスするたびにサーバーから各試験会場のコンピューターに試験問題が送信される。試験は全60問の問題を90分で解答するもので、合否はその場で判定され、後日LPIより正式な認定証が送付される仕組みとなっている。受験費用は1科目当たり1万5000円。
LPIの認定試験は3つのレベル試験があるが、このうち日本語で開始されるのは“Level 1”(全てのLinuxに共通するシステム管理業務の基礎について)。数ヵ月後には“Level 2”以上の試験も日本語で開始する予定という。