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日本IBM、ディスク1枚あたり12GBのサーバー用HDDを発表

2000年10月26日 17時34分更新

文● 編集部

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日本アイ・ビー・エム(株)は25日、毎分1万回転の『Ultrastar 73LZXハード・ディスク・ドライブ』を同社藤沢事業所が開発したと発表した。デジタルビデオ編集からEビジネスまで、大容量のハードディスクを必要とするアプリケーションの要求に応えることができるとしている。評価用サンプルは、2001年の第1四半期に出荷予定。

『Ultrastar 73LZXハード・ディスク・ドライブ』

『Ultrastar 73LZXハード・ディスク・ドライブ』は、同社の1万回転のハードディスクとしては第5世代にあたり、プロセッサーの速度を20パーセント、読み込み/書き込みチャネルのスピードを50パーセント向上させ、アイドル時の消費電力を20パーセント削減したという。ガラス基板のディスク『Ultrastar 73LZX』の1枚あたりの容量は12.2GBで、厚さは2.54cm。最大6枚のディスクを搭載した場合、73.4GBの容量が可能。これは現行のUltrastar 36LZX(ディスク6枚で36.7GB)の2倍にあたる。また、インターフェース速度も従来の1万回転製品の2倍、毎秒320MBに対応するUltra 320 SCSIを含め、Ultra 160 SCSI、毎秒1/2GBitのファイバーチャネルをサポートする予定。ストレージ容量は73.4/36.7/18.3/9.1GBの4種類。平均待ち時間が3msで、平均読み込みシーク時間は4.9ms。

なお、同社では、サーバーと共有ストーレッジデバイスの間で最高速度のインターオペラビリティーを提供するため、米アジレント・テクノロジー社と協力して、同社の毎秒2GBitの“ファイバー・チャネル・ホスト・バス・アダプター(HBA)”がUltrastarファミリー製品で使用可能か検討しているという。これが可能になると、広域通信やビデオストリーミングなど、高速の連続データ転送が必要なデータ集約型のアプリケーションに特に有効となるとしている。

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