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BMCソフトウェア、統合監視や予測ツールを統合した製品群「PATROL 2000」を発表

2000年10月26日 17時22分更新

文● ASCII24 Business Center 高島茂男

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製品ラインナップを1つの製品群に統合

BMCソフトウェア(株)は26日、監視や管理の製品群「PATROL 2000」を発表した。これは、アベイラビリティを管理する従来製品に、統合監視の「COMMAND/POST」とパフォーマンス管理・予測の「BEST/1」を統合した製品群となっている。出荷は、12月15日~。

これまで別の製品ラインで提供されていたCOMMAND/POST、BEST/1は、米BMC Softwareが買収した会社の製品だったため、連携をさせるためには一部調整が必要な部分があったり、顧客の側からはラインナップ構成や関係がわかりにくくなっていた。

それがPATROL 2000という同じブランドになり、情報収集やメッセージングのコンポーネントも統合され、シームレスな監視・管理の製品群となった。

BMCソフトウェアでは、この製品群と、プロフェッショナルサービスなどの各種サービスメニューを用意した「Service Assurance Centerソリューション」により、サービスレベル管理が実現できるとしている。

PATROL 2000 機能 対応する旧製品
PATROL for xxx (-Base) アベイラビリティの管理 PATROL
PATROL for xxx -Perform パフォーマンスの管理 BEST/1のパフォーマンス管理機能
PATROL for xxx -Predict システム・パフォーマンス予測 BEST/1のシステム・パフォーマンス予測機能
PATROL Enterprise Manager 企業全体の集中統合監視 COMMAND/POST
PATROL Enterprise ManagerのPATROL Explorerの画面。監視をシステムでなく、サービスやビジネスの視点で行なえるように工夫されている
BMCソフトウェアの社内に設置されているService Assurance Center。米国・ヒューストン本社にあるオペレーションセンターの一部を再現したものだという

E-Business事業部でビジネス全体の半分を

日本のBMCソフトウェアは、澤辺正紀氏が副社長として実質的に日本のオペレーションを行なうようになってから、組織変更などに取り組んできた。10月にさらに大きく組織を変更し、E-Business事業部を創設し、その下にパートナー営業部やeビジネスのマーケティング、ソリューションの部署を付け、eビジネスに注力する組織を作ったという。

「ビジネス全体の半分をE-Business事業部がになっていく。xSPのデファクトスタンダードとして、PATROLを位置付けたい。2期先の全体の売上げ目標として、100億円超を目指す」(澤辺氏)という。

澤辺正紀副社長兼COO

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