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日本IBM、AptivaとThinkPad i Seriesに新モデル

2000年11月20日 12時55分更新

文● 編集部 佐々木千之

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日本アイ・ビー・エム(株)は20日、個人向けデスクトップパソコン『Aptiva E Series』に、CPUクロックやHDD容量の強化を図った5モデルを発表した。上位モデルは同社の直販サイトのみで販売される。20日から順次出荷予定。また同日、『ThinkPad i Series』にOffice 2000プレインストールモデルなど4モデルを追加した。

なお、日本IBMではAptiva購入者への標準サービスとして、1年間の保証期間内に故障があった場合に、技術者がユーザーの元に直接訪問して修理を行なう無償のサービス“Aptivaコールセンター”の提供を開始した。

『Aptiva E Series』CD-R/RWドライブ、IEEE1394、100BASE-TXを標準搭載

『Aptiva E Series 2197-3M7』

Aptiva E Seriesは4月に発表された省スペースデスクトップで、パール・ホワイトとマゼラン・ブルーのツートンカラーの縦置きも横置きも可能な筐体を持つ製品。17インチのフラットCRTディスプレーまたは15インチの1024×768ドットカラーTFT液晶ディスプレーがセットになっている。すべてのモデルにCD-R/RWドライブ(書き込み4倍速)、IEEE1394ポート、100BASE-TXポート、光オーディオデジタル(S/PDIF)出力、56kbpsモデム(V.90対応)を標準で搭載している。チップセットは台湾Silicon Integrated Systems社(SiS)の SiS 630を採用、グラフィックシステムはSiS 630内蔵で8MBまたは16MBのビデオメモリーを搭載(最大32MB)する。ロープロファイルPCIスロットも備える。

プレインストールされたり添付されるソフトウェアでは、インターネットサービスプロバイダーへのオンラインサインアップソフト、ウェブブラウザー(『Internet Expolorer 5.5』、『Netscape Communicator 4.7』)、オフィスソフト『MS Office Personal』、ウェブ翻訳ソフト『インターネット翻訳の王様』、メールソフト(『Outlook Express』、『PostPet 2001』、『メールの王様』)、ホームページ作成ソフト『ホームページビルダー2001』、CD-R/RW書き込みソフト『Win CDR5.0LE/PacketMan』、MP3ファイル作成ソフト『MP3 JetAudio 2000』、路線検索ソフト『乗換案内 時刻表対応版』、家計簿ソフト『てきぱき家計簿マム2 Plus/2000』などとなっている。OSはすべてWindows Me。

Pentium III-866MHz、60GB HDD(UltraATA/66)、128MBメモリー(最大256MB)という構成でPCカードスロット(Type III)×1を本体前面に備えた“53Mファミリー”は、同社の直販サイトであるShopIBMを通じてのみ販売される。17インチのフラットCRTディスプレーとのセットモデル『2197-3M7』の直販価格は18万8000円。同じく15インチ1024×768ドットカラーTFT液晶ディスプレーをセットとセットにした『2197-3MT』の直販価格が23万8000円。また、ディスプレーを除いた本体のみのモデル『2197-53M』が15万8000円となっている。

Celeron-600MHz、40GB HDD(UltraATA/66)、64MBメモリー(最大256MB)という構成の“4DMファミリー”は、ShopIBMと小売店の両方で販売されるモデル。17インチのフラットCRTディスプレーとのセットモデル『2197-DM7』はオープンプライスだが、ShopIBM直販価格は13万9800円。同じく15インチ1024×768ドットカラーTFT液晶ディスプレーをセットとセットにした『2197-DMT』も同様に、直販価格が19万9800円となっている。

ThinkPad i Seriesに4モデルを追加

個人向けノートパソコン『ThinkPad i Series』には、ユーザーからの要望に応える形で『Microsoft Office 2000』プレインストールモデルと、携帯電話やPHSとの接続キットをセットにしたモデルなど4モデルが発表された。いずれも22日に出荷予定となっている。

A4サイズの薄型筐体の『ThinkPad i Series 1620』では、12.1インチの1024×768ドットカラーTFT液晶ディスプレー、低電圧版モバイルCeleron-500MHz、64MBメモリー、20GBのHDD、IEEE1394ポートなど、ハードウェアは従来モデルと同一ながら、Microsoft Office 2000をプレインストールした『2661-2CJ』と、コンパクトフラッシュのPHSカードとPHSカードとPIAFSによりワイヤレス接続可能な56kbpsモデムキットをセットにした『2661-2WJ』の2モデルを追加した。2モデルともFDDと24倍速CD-ROMドライブを内蔵する“ウルトラベースX2”が付属している。2661-2WJに付属するPHSカードとモデムのキットは松下電器産業(株)の『VE-WS01』で、コンパクトフラッシュタイプのPHSカードは、(株)NTTドコモの『P-in Comp@ct』の同等品。ただし、公衆回線と接続するためにはNTTドコモとPHS回線契約を結ぶ必要がある。価格はオープンプライスだが、2661-2CJのShopIBM価格が24万9800円、2661-2WJが25万9800円となっている。

A4サイズの筐体に、13.3インチの1024×768ドットカラーTFT液晶ディスプレー、24倍速のCD-ROMドライブ、64MBメモリー、20GBのHDD、IEEE1394ポートを備える『ThinkPad i Series 1200』では、CPUを従来モデルのモバイルCeleron550/600MHzからモバイルPentium IIIに強化し、Microsoft Office 2000をプレインストールした『1161-91J』を追加。ShopIBM価格は22万9800円。

『ThinkPad i Series 1124』

B5サイズの筐体に10.4インチの1024×768ドットカラーTFT液晶ディスプレー、64MBメモリー、20GBのHDDを備えるモバイルノート『ThinkPad i Series 1124』には、USBポートに接続するデジタル携帯電話(PDC)に対応したデータ通信ケーブルと、同じくUSBポート接続のCD-R/RWドライブをセットにした『2609-7WJ』を追加した。データ通信ケーブルはオムロン(株)の『ME2896KTI2』、CD-R/RWドライブは松下電器の『KXL-RW20AN』が付属する。ShopIBM価格は22万8000円。

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