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NTTデータ、iDCサービス「EXFORT」の施設を公開

2000年10月25日 21時57分更新

文● ASCII24 Business Center 高島茂男

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(株)NTTデータは25日、同社が10月1日に開始したiDCサービス「EXFORT」の施設を公開した。

EXFORTは、いわゆるインターネットデータセンター(iDC)のサービスで、ホスティングや管理、運用の請負、サービスレベルの保証を行なう。ほかのiDCと異なっているのは、「ベンチマークセンター」を同施設内に設けている点。これは、iDCと同一のシステム構成で、試験運転や検証を行なえる施設だ。本番稼動の前に試験が行なえるので、事前にシステムの限界点や増設のタイミングを把握しておくことができるとしている。

ベンチマークセンター。日割りで利用することができる

インターネットのハブになっている大手町でサービス

EXFORTサービスの施設は、東京・大手町の同社ビルにある。従来から汎用機のセンターとして利用されていた施設を、同サービスに充てている。広さは、利用可能な部分をすべてiDCに充てると約1万平方mほどということだが、当初は2000平方m程度を同サービス用に考えているという。

EXFORTの施設がある同社ビル

ラックは、19インチの鍵付きのラックが用意されている。セキュリティはICカードと指紋認証のほか、館内の各所にカメラが設置されている。管理と運用は24時間365日、同所にあるオペレーションセンターで行なわれている。

サーバ設置スペース
オペレーションセンター

大手町はISP各社のゲートウェイがあり日本のインターネットのハブになっている場所だ。同サービスでは、10Mbpsあるいは100Mbpsの帯域でインターネット接続環境を用意している。


元々持っているSIの力も活用

EXFORTサービスでは、サーバやネットワーク機器、データベースなどのミドルウェアのレンタルサービスを用意している。そのほかに、決済機能や物流、課金などのASPサービスの提供や、元々持っているシステムインテグレータ(SI)としての力を活用したサービスも提供可能だという。

NTTデータは、「ITを電気やガス、水道のように利便性がある簡単なサービスとして提供していく」(ユーティリティ本部の落井本部長)と狙いを語った。現時点ですでに1社が同サービスを利用しており、年内に数社が利用の見込みという。

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