サイバーキャッシュ(株)とターボリナックス ジャパン(株)は24日、EC分野における“Linuxサーバー・ソリューション”の普及を目的として提携すると発表した。
これにより、サイバーキャッシュが2000年10月よりサービスを提供している電子商取引の自動決済サービス“BuySmart Web”のサービス導入に必要となる開発モジュールを、TurboLinux各製品の次期バージョ ンに順次標準バンドルする。両社は、今後も共同セミナーやユーザー事例の紹介などを通じ、Linuxを活用したECシステムに関する啓蒙活動の促進、ならびにマーケティング活動で協業していくとしている。
“BuySmart Web”サービスは、インターネット上でのクレジットカード決済に必要十分な機能への絞り込みを行い、組込みやすさと容易な管理を実現したSSL型のオンラインクレジットカードサービス。
ターボリナックスの小島國照社長は「TurboLinux Serverは、安定性と信頼性、セキュリティの高さを評価され、ECサーバー用OSとして多数採用されている。今回、安全性が高く、強力な決済システムであるBuySmart Webが、我が社の製品に対応したことで、同市場での導入に一層拍車がかかると期待している。我が社は、LinuxによるECソリューションの開発促進ならびに普及に向けて、サイバーキャッシュと密に協業していく」とコメントしている。
サイバーキャッシュの松井真治社長は「BuySmart Webは、安全なEC決済を容易に実現する画期的なソリューションであるとともに、Linuxへの正式対応を行なっている数少ない決済ソリューションである。今回、国内で圧倒的なシェアを誇るLinux製品であるTurboLinuxとの連携および開発モジュールのバンドルは、LinuxにおけるECアプリケーション開発に大きく貢献すると確信している」とコメントしている。