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AT&Tグローバル・サービス、CATV網利用の企業向けサービスを発表

2000年10月19日 16時57分更新

文● 編集部

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AT&Tグローバル・サービス(株)は18日、アットホームジャパン(株)との協力により、CATV網からのVPN(仮想私設網)接続サービスを開始すると発表した。2001年度第1四半期にサービス開始予定。また、同時にNTTコミュニケーション(株)との協力によるサービス“ユニバーサルVPN”を開始すると発表。同サービスは2001年度第2四半期に開始予定。

CATV網からのVPN(仮想私設網)接続サービスは、アットホームジャパンのサービスに加入しているCATVユーザーを対象にAT&Tグローバル・サービスの企業向けVPNサービスへのアクセスを提供するもの。ユーザー宅にあるPCに独自のクライアント・ソフトウェアをインストールすることで、PCとVPNサービス網に設置されたセキュリティー機器の間を論理的にポイント・ツー・ポイントの接続形態にし、トンネリング機能と暗号化機能を実装する。ユーザー宅~CATV局~VPNサービス網のIP通信の暗号化、独自の認証技術で、CATV網のセキュリティー環境を高めるという。

同時に発表された“ユニバーサルVPN”は、NTTコミュニケーションズの基幹設備や回線などのVPNインフラストラクチャーをもとに、AT&Tグローバル・サービスがVPNの運用管理を行なうもの。NTTコミュニケーションズが提供するMPLS(マルチ・プロトコル・ラベル・スイッチング)技術を利用したIPベースのVPNに、AT&Tグローバルサービスの運用カンリプラットフォーム“GEMS(グローバル・エンタープライズ・マネージメント・システム)”を融合したサービスを提供するという。同サービスでは、広帯域で冗長性を備えた専用線バックボーンネットワークを採用し、全国100数ヵ所にアクセス・ポイントを設けるとしている。

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