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コンパック、バイオ専用全文検索システムを発表

2000年10月17日 17時51分更新

文● 編集部

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コンパックコンピュータ(株)は17日、バイオ分野専用の全文検索システム『BioSearcher』を発表した。同製品はフル64ビット対応のVLM(Very Large Memory)技術を使用し、膨大なヒトゲノムデータなどを高速に処理できるという。価格は480万円から。12月に販売を開始し、2001年1月から出荷する。アカデミックユーザー向け価格も設定する予定。

同製品は、同社の日本語全文検索システム『MitakeSearch』をベースに、グラフィカルユーザーインタフェース化、検索条件(レファレンス、著者、Genbankへの登録番号など)の専門化、Alphaシステム/Tru64 UNIXに特化した64ビット化などを行なったもの。キーワードなどを入力するだけで、遺伝子の配列に関する情報が検索できる。日本語と英語の両言語に対応している。

また、ヒトゲノムをはじめとするバイオインフォマティクス分野の研究成果がまとめられている、米国立衛生研究所の公共データベース“Genbank”の800万レコードを超えるデータのインデックスファイル作成を高速に実行し、検索用データベースを作成できる。フリーキーワードによる検索でも数秒から十秒程度で結果を表示するという。急速なレコード数の増加にも対応できる。

おもな仕様は、『AlphaServer DS20E、ES40、GS60E/140、GS160/320』によるAlphaシステムとTru64 UNIX V5.1以降。サポートやコンサルティングも含まれる。今後、Alpha/Tru64 UNIX版だけでなく、Alpha/Linux版も発売する予定という。

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