シャープ(株)と富士電機(株)は12日、双方が所有する技術・ノウハウを相互に補完し合うことで、流通業を支援するロジスティクスシステム事業での提携を結ぶことに合意したと発表した。それぞれの強みを生かし、流通業向けロジスティクスへの総合展開による事業拡大という点で両社のニーズが一致したため合意したもの。
これにより、シャープの店舗系POSシステムと富士電機のロジスティクスシステムノウハウが融合することで、両社は消費財流通を主とした小売業者に対して最適なサプライチェーン構築をサポートするトータルシステムの提供を行なうとしている。具体的には、富士電機がシャープのPOSシステムユーザーに対し、ロジスティクスシステムを付加したトータルソリューションシステムの販売、シャープが富士電機のロジスティクスシステムを構築する情報機器の提供、両社で特長あるロジスティクスシステムを構築するための情報機器の開発、物流業務の受託までを行なう3PL(サードパーティロジスティクス)事業者としてサービスの提供などを行なう。