日本アイ・ビー・エム(株)は12日、ホームページ作成ソフトの最新版『ホームページ・ビルダー Version 6』と、デジタルカメラ画像の編集/管理ソフト『デジカメの達人 Version 3』を11月17日に発売すると発表した。
フリーレイアウト機能やビデオ編集機能を搭載した『ホームページ・ビルダー Version 6』
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| 『ホームページ・ビルダー Version 6』パッケージ |
ホームページ・ビルダー Version 6は、編集画面上の自由な場所に文字を入力したり画像を配置できるフリーレイアウト機能“どこでも配置モード”が追加された。従来は画像や表などの部品を配置すると左寄せになってしまい、配置後に位置設定したり表を作って位置指定したりする必要があったが、このモードでは部品を好みの場所に配置できる。部品同士の重ね合わせの順序や、大きさ/位置揃えも指定できる。HTMLソースもリアルタイムで参照/編集可能。
ビデオ編集機能の“ウェブビデオスタジオ”を搭載。IEEE1394経由でデジタルビデオカメラからビデオシーンをキャプチャーし編集できる。利用したいシーンの切り取りや複数ファイルのつなぎ、フェードイン/アウトやBGMの挿入、タイトル文字のテロップ合成、静止画との合成といったビデオ編集が行なえる。ビデオシーンをアニメーションGIFや連続写真に変換することも可能。編集したビデオはホームページ作成画面に貼り付け可能。ビデオの出力フォーマットはAVI、Windows Media Format 7、QuickTime 4。
初心者向けにナビゲート機能“ビギナーズナビ”を搭載する。“スタート”、“ページ設定”、“ページ部品の挿入”、“ページの保存”、“ページの公開”という作業メニューをウィザード形式で進めていくと、ホームページを作成、ウェブ上で公開するまでの作業がスムーズに行なえるようになっている。
(有)ティーカップ・コミュニケーションが運営する無料掲示板サービスサイト“teacup”上に掲示板を開設できる掲示板自動作成機能も用意されている。ホームページ・ビルダーの掲示板ウィザードで作成したい掲示板を設定すると、インターネットに自動接続して設定内容がteacupサイトへ自動送信され、掲示板が開設できる。開設された掲示板のURLはteacupからホームページ・ビルダー画面上に送信され、メールでも通知される。
自分のホームページに、インクリメントP(株)のインターネット地図検索サービス“MapFan Web”、“iMapFan”の地図へのリンクが無料で貼り付け可能。リンクを貼りたい場所の住所か駅名、緯度経度、郵便番号のいずれかを指定すると、該当する地図へのリンク設定が可能になる。
画像などの効果テクニックも強化された。ロールオーバー機能は、従来はカーソルが置かれた画像のみに適応されていたが、今回のバージョンでは、任意の画像の上にマウスカーソルを置くと別の個所の画像が変化するように設定できる。また、2つの画像を利用して、一方の画像をメッシュ上に分割し、画像をマウスでなぞるとその部分からもう一方の画像が現われる“メッシュ”、ページのURLを変えずに好きな写真を次々に表示できる“スライドショー”、複数の静止画にコメントを付けてアルバム風に配置できる“アルバム”といった効果が追加された。これらの効果はウィザード形式で利用できる。
ポップアップメニューからプロバイダーを選択するだけでサーバー名を自動入力できる“プロバイダー簡単転送機能”の対応プロバイダーも従来の11社から27社に増加。国内主要プロバイダーのほとんどを網羅したという。プロバイダーごとに異なる用語表現(“ユーザーアカウント”“ユーザー名”など)も、選択したプロバイダーに合わせて画面表示を切り替える。この対応プロバイダーは、今後も順次追加予定という。
そのほか、携帯ページ作成機能は、従来のiモードページに加え、Jスカイページも作成できるようになった。
対応OSはWindows 95/98/Me/2000/NT4.0。価格は、標準版が1万4800円、バージョンアップ版が7800円、学割パックが9800円、バージョンアップ版学割パックが5300円。
写真集を作成できる『デジカメの達人 Version 3』
デジタルカメラで撮影した画像を利用して、写真集やポストカード、カレンダー、ポスターなどを作成できる“アートクリエイタ”を搭載する。作品の台紙データとなるテンプレートは200種類収録。作成した作品はホームページやスクリーンセーバー、壁紙などに出力できるほか、実行ファイルとしても出力可能。同製品を持っていないユーザーも、実行ファイルを実行すれば作品を楽しめる。
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| 『デジカメの達人 Version 3』のカレンダー作成画面 |
初心者向けのナビゲーション機能“達人おまかせナビ”も搭載。写真を見る、取り込む、編集する、印刷するなど、目的別メニューが用意されている。
ホームページ・ビルダーとの連携も強化され、それぞれのソフトからもう一方のソフトをシームレスで起動でき、双方向でのデータのやり取りが容易になった。
対応OSはWindows 95/98/Me/2000/NT4.0。価格は、標準版が9800円、バージョンアップ版が5800円。
また、ホームページ・ビルダー Version 6、デジカメの達人 Version 3、3760点のサンプル素材を収録したホームページ素材集をセットにした『ホームページ・ビルダー Version 6 トクトクパック』も同時に発売する。価格は1万7800円。バージョンアップ版は1万3800円。
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| 『ホームページ・ビルダー Version 6 トクトクパック』パッケージ |
セブンドリーム・ドットコムで予約販売
本日都内ホテルで行なわれた発表会で、同社ソフトウェア事業開発担当の岡部春樹氏は、「ホームページ・ビルダー Version 6は、これまでで最強の機能強化を行なっている。自信を持って紹介できる製品。プロモーションでも過去最大級のホームページ作成教室を実施する」と説明した。
 | 同社ソフトウェア事業開発担当の岡部氏 |
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発売記念プロモーションとして実施されるのは“ホームページ・ビルダー スーパー教室”。10月24日に東京国際フォーラムで2時間半の講習会を計3回、無料で行なう。対象は既存のホームページ・ビルダーユーザーおよび新規購入予約をしたユーザー。講習会後は、年末公開予定の新春映画『オーロラの彼方へ』の試写会が行なわれる。
なお、同社のオンランストア“ShopIBM”、および(株)セブンドリーム・ドットコムが運営するオンラインストア“7dream.com”で、ホームページ・ビルダーの予約販売を11月17日まで行なうという。
