インフォミックス(株)の12日の発表によると、米インフォミックス ソフトウェア社は現地時間の2日付けで、無線情報通信機器向けソフト開発会社の英シンビアン社と“テクノロジー・パートナー・プログラム”契約を結んだと発表した。これにより、シンビアンのプラットフォームをベースとするスマートフォンやコミュニケーターのユーザー向けに、ビジネス用アプリケーションを提供することが可能になるとしている。なお、インフォミックス ソフトウェアは既に、同社の組込み型ORDB『Cloudscape』をシンビアンのプラットフォームに移殖したことを発表している。
シンビアンの“テクノロジー・パートナー・プログラム”は、一流テクノロジー企業がシンビアンと共同で技術開発やマーケティングキャンペーンを展開するためのもので、シンビアンのプラットフォームの価値を高めることが目的という。シンビアンはテクノロジーパートナーに対する支援の一環として、同社のライセンス取得企業と直接取引できるよう手助けし、各種の無線情報通信機器の市場投入までの期間を短縮するとしている。同社のライセンス取得企業としてはスウェーデンのエリクソン社、米モトローラ社、フィンランドのノキア社、松下電器産業(株)、三洋電機(株)、ソニー(株)などがある。