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富士フイルム、200万画素CCD搭載の『FinePix2500Z』を発売

2000年10月12日 21時15分更新

文● 編集部

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富士写真フイルム(株)は、光学3倍ズームを搭載した200万画素機『FinePix2500Z』を発表した。同社が春商戦向けに発売したエントリークラスのメガピクセル機『FinePix1400Z』の上位機という位置付け。左右にスライドするレンズバリアーを装備した、コンパクトカメラライクな形状を採用。初心者の使い勝手を優先し、PC接続用のUSBケーブル、8MBのスマートメディアなどを同梱したオールインワンパッケージで提供する。

FinePix2500Z

撮像素子には総画素数211万画素のCCDを採用した。サイズは1/2.7インチで、同社製デジタルカメラで主に用いられている“SuperCCDハニカム”ではなく、一般的な正方画素の原色CCDとなっている。それ以外の主な仕様は、レンズが焦点距離6~18mm(35mmフィルム換算で38~114mm)の光学3倍ズーム(絞り値がF3.8またはF8.7)、シャッタースピードが1/2~1/1000秒、連写性能が毎秒1.5コマ(最大9コマ)、撮影感度がISO100相当など。出力サイズは1600×1200ドット、1280×960ドット、640×480ドットで、ファイル形式はJPEG。本体背面には1.8インチの液晶モニターを備える。

本体サイズは幅125×奥行き39×高さ65mmで、重量は350g(バッテリー含む)。バッテリーは単3乾電池×4本(アルカリ乾電池、ニッケル水素/ニカド充電池)。PCとの接続はUSBで行なう。価格6万8000円で、11月5日に発売する。

合わせて同社は、本体にTypeIIのPCカード、スマートメディア、Zipの3つのスロットを搭載した『FinePix Platform HA-770』と、単焦点レンズ搭載のメガピクセル機『FinePix1300』にデジタルフォトプリンターを同梱した『FinePix1300ホームプリントセット』も発表した。

HA-770は、メモリーカードの画像をZipディスクにバックアップしたり、テレビに接続して格納した画像の再生/整理することが可能。また、本体にはUSBインターフェースを装備しており、同社のデジタルフォトプリンター『FinePix Printer NX-700/500』に接続して画像をダイレクトに出力したり、パソコン本体に接続して各種メモリーカードやZip100/250に対応した外部記憶装置として使用することもできる。本体サイズは幅132×奥行き208×高さ52mmで、重量は約1kg。価格は4万9800円。11月5日の発売を予定している。

FinePix Platform HA-770

FinePix1300ホームプリントセットに付属するプリンターは、3つの色層を持つ専用紙(デジタルホームペーパー)を加熱して印刷する“サーモオートクローム(TA)”方式を採用した『FinePix Printer NX-500w』。すでに発売されている同NX-500と性能的には同等で、カラーリングが異なる。印刷解像度は306dpiで、各色256階調、最大85×126mmの出力が可能。印刷速度は最高145秒/枚。本体にはUSB端子のほか、スマートメディアスロットを装備し、PCを介さずに画像を印刷できる。本体サイズは幅270×奥行き290×高さ80mmで、重量は2.8kg。ハガキタイプ(B-20HGP)とシールタイプ(B-10S2HG)のデジタルホームペーパーが付属し、価格はオープンプライス。発売は11月12日を予定している。

FinePix1300ホームプリントセット
FinePixシリーズ購入者に限定15万個が配られる藤原紀香ストラップ

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