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ヤマハ、DTM用のUSBハードディスクレコーダーなどを発売

2000年10月17日 00時00分更新

文● 編集部 小磯大介

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ヤマハ(株)は、USB接続でハードディスクレコーディングが可能なDTM(デスクトップミュージック)機器『UW500』と、作曲ソフト『らくらく作曲名人2』を発表した。UW500は3万4800円で11月20日に、らくらく作曲名人は1万4800円で12月1日にそれぞれ発売する。

同社ではUW500を“ヤマハUSBオーディオ/MIDIパーソナルスタジオ”と呼んでおり、本格的なハードディスクレコーディングを行ないたいユーザーにアピールしていくという。また、らくらく作曲名人は、楽器の演奏経験や音楽知識のない、音楽初心者向けの作曲ソフトとして展開するとしている。

UW500

『UW500』

UW500の最大の特徴は、豊富な入出力端子。フロントパネルにはマイク/ギター/ライン入力×2(標準フォーン)とヘッドホン出力×1(標準フォーン)、ならびに光デジタル入力×1と出力×1を持つ。また、リアパネルには、ライン入力×1(RCAピン)、AUX入力×1(RCAピン)、出力×1(RCAピン)、MIDI入力×1と出力×1、TO TG×1、USB×1(標準タイプB)を装備する。

また、豊富な入出力端子を組み合わせて、ハードディスクをはじめとする、さまざまな機器に録音できるのも同製品の特徴だ。同製品では、WAVE形式のオーディオデータ(以下オーディオデータ)とMIDIデータを同時に転送可能。これにより、パソコンで同時に再生した複数のオーディオデータとMIDIデータをUSBでいったんUW500に入力し、オーディオデータとMIDIデータを1つのオーディオデータとしてUSBでパソコンに戻すといったハードディスクレコーディングが可能になる。パソコンで再生したMIDIデータと、外部のオーディオソースを組み合わせて、別のレコーダーに録音することもできる。マイク/ギター/ライン入力やMIDI入力を用いた録音も可能だ。

サンプリング周波数は32kHz/44.1kHz/48kHz。MIDIのチャンネル数は、出力/入力がそれぞれ16チャンネル。TO TGの出力が80チャンネルで入力は16チャンネル。電源は同梱するACアダプターから供給する。サイズは幅200×奥行き158×高さ47mmで重量は800g。対応OSはWindows 98/Me。オーディオデータとMIDIデータを組み合わせた音楽制作用シーケンスソフト『XGworks lite V3.0A』と、オーディオデータの波形編集ソフト『Wave Editor TWE』、ソフトMIDI音源『S-YXG50 V3.0』が付属する。

らくらく作曲名人2

『らくらく作曲名人2』

らくらく作曲名人2は、同社が98年に発売した作曲ソフト『らくらく作曲名人』のバージョンアップ版。“さわやかロック”“アイドルソング”“なつかしのメロディー”など、30ある曲のイメージから好みのものを選び、音楽作成ボタン“メロポンボタン”を押す、2回のマウスクリックで自動的に作曲できる“メロポン機能”を搭載した。できあがった曲は、一部を手動で、あるいはもう一度メロポンボタンを押してアレンジが可能。また、楽器を変更したり、“曲の素(モチーフ)”を変更して、全体的なアレンジを変えたりもできる。もちろん、楽譜から音符や休符の入力も行なえる。

また、パソコンにマイクを接続し、実際に歌って、リアルタイムにそのメロディーを入力できる“ボイストゥスコアR機能”を搭載した。入力したメロディーを曲の素(モチーフ)にメロポン機能で自動作曲したり、入力したメロディーにさまざまなアレンジを加えたりすることも可能だ。

演奏時には、初心者が見て楽しいように、実際に楽器を持った演奏者がステージ上でリズムに合わせて動く。また、本製品を使って子供が音楽/パソコンの勉強ができるように、ひらがなでメニューを表示するなどの配慮がなされた、“キッズモード”を備えた。パソコンで音楽を作るのに必要とされる用語やガイドをまとめた“図書室”も搭載した。

対応OSはWindows 95/98/Me/NT4.0/2000。ソフトMIDI音源『S-YXG50』を同梱する。

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