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日本ルーセント、光ネットワーク用サブシステムなどを発表

2000年10月10日 17時21分更新

文● 編集部

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日本ルーセント・テクノロジー(株)のマイクロエレクトロニクス事業部は6日、1モジュールに統合した光同期伝送網“SONET/SDH”用サブシステム『2.5Gbps SONET/SDHマイクロ・アド/ドロップ・マルチプレクサ』(microADM)と、プロトコル独立(Pi)型スイッチ部品用のチップセット『Piスイッチ』を発表した。

microADMは、IP、10/100M/1GbpsのEthernet、Fibre Channel、フレームリレー、ATMなど、さまざまなデータ伝送プロトコルに対応したシステムオンチップ『TADM042G5』と、光検波器、光トランスミッター『T481FLAA』、光レシーバー『1319MA』などの光通信部品を統合したもの。これにより、SONET/SDHの専門家でなくても、通信機器に広帯域で高信頼なSONET/SDHインタフェースを付加できるという。さらに、microADMは、光通信部品とのインタフェースとなるドライバー、運用/管理/保守/設定などを行なうソフトウェアスタックなどを搭載する。microADMのプロトタイプは2001年春に、また製品は2001年夏に販売予定。価格は現時点で未発表。

Piスイッチは、IP、ATMなど、さまざまなデータ伝送プロトコルに対応したスイッチング機能を、通信機器に付加するチップセットで、“Pi-Xスイッチ”と“Pi-Cクロスバーエレメント”の2種類のチップで構成される。同社独自のスケジューリング構造で通信帯域を保証し、初期製品では1Gbpsと4Gbpsの2つのポート速度をサポート。また、Piスイッチを増設することにより、スイッチング機能を128Gbpsまで拡張できるという。また、1Gbpsモードでは、同社のATMスイッチングチップ『ATLANTAリリース2』に対応し、Piスイッチの各ポートを8bit並列接続可能。さらに、4Gbpsモードでは、マルチギガビット相互接続チップに対応し、Piスイッチの4ポートをまとめて32bit並列接続を行なえるという。すでにサンプル出荷を開始しており、2001年初頭に量産出荷予定。

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