このページの本文へ

マイクロソフト、「Exchange 2000 Server」を11月10日発売

2000年10月06日 18時03分更新

文● ASCII24 Business Center 高島茂男

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

マイクロソフト(株)は6日、次世代サーバファミリー「Microsoft .NET Enterprise Servers」のExchange 2000製品群日本語版の開発が終了し、11月10日に発売すると発表した。 


Exchange 2000 Enterprise Serverは、5.5と比べると2倍近い価格に

発売となるのは、大規模向けのメッセージングとコラボレーションのサーバ製品「Exchange 2000 Enterprise Server」と中規模向けの「Exchange 2000 Server」、それにビデオ会議のサーバ製品「Exchange 2000 Conferencing Server」の3つ。

推定小売価格は、Exchange 2000 Enterprise Serverが128万7000円(25クライアントライセンス付き)~、Exchange 2000 Serverが23万9000円(5クライアントライセンス付き)~、Exchange 2000 Conferencing Serverが91万9000円と、Enterprise Serverの197パーセントを最高に全体的にExchange 5.5より値上がりしている。これに関してマイクロソフトは、「値段を上げたようにみえるがそうではない。この価格でもエントリーモデル(Exchange 2000 Server)は競合製品より安価だ。機能も強化されている。Enterprise Serverは、米Microsoftでは35台のサーバを8台で運用できるようになった。サーバの統合を図れる」と説明した。

Exchange 5.5から2000への「優待アップグレードキャンペーン」が11月30日まで行なわれているので、新規購入の場合はこのキャンペーンを活用することで、5.5の価格で2000を導入できる。

「企業、企業間のビジネスプロセスを見直す時期に来ている。システム全体を一新するお手伝いをできるのではないかと考えている」(マイクロソフトの製品マーケティング本部の瀬戸口靜美本部長)

Microsoft Workflow Designer for Exchange 2000 Serverも配布開始

Exchange 2000 Serverと同 Enterprise Serverの違いは、Exchange 2000 Serverがデータ格納域が16GBまで、複数データベースに対応していないのに対して、Enterprise Serverはデータ格納域が無制限で複数データベースに対応する。Exchange 2000 Serverは、Enterprise Serverのサブセット版ととらえることが可能。

ビデオ会議のExchange 2000 Conferencing Serverは、Exchange 2000 Serverか、Enterprise Serverが展開されている同じドメイン環境に導入するようになっている。単独では利用できない。Exchange 2000の会議通知機能と連動して仮想会議室でビデオ会議を行なったり、オンラインでWebブラウザを介して共同作業を行なえるという。

あわせて同日、Exchange 2000 Server対応のワークフロー構築ツール「Microsoft Workflow Designer for Exchange 2000 Server」日本語版の配布、「Microsoft Small Business Server 2000」日本語β版の配布も発表した。

Microsoft Workflow Designer for Exchange 2000 Serverは、Exchange 2000のフォルダに保存されたメールや文書などに、処理の流れ(ワークフロー)を定義できるツール。11月10日に提供開始される。提供方法は、Exchange 2000に同梱されるほか、Office 2000 Developer、同 Developer Toolsの登録ユーザーに無償送付される。ボリュームライセンスプログラム「Microsoft Select」に登録の企業は、CD-ROMセット送付の実費、2100円で入手することも可能。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン