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米Amikai、9ヵ国語対応の翻訳アプリケーションサービスを提供

2000年09月28日 22時26分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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米Amikai社は28日、同社が開発したウェブサイト用リアルタイム言語翻訳アプリケーションの日本での販売/サービス提供を開始したと発表した。

同社が開発した翻訳アプリケーションは、チャットツール『Amiチャット』、ウェブブラウザー『Amiウェブ』、電子メールツール『Amiメール』、テキスト翻訳ツール『Ami訳』の4製品。それぞれ日本語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、英語、イタリア語、ポルトガル語、韓国語、中国語の9ヵ国語に対応している。

“Amiチャット”画面。入力した文章と翻訳が同時に表示される

Amiチャットは、上記9ヵ国語のメッセージをリアルタイムで翻訳表示できるチャットツール。入力する言語と翻訳したい言語を選択し、チャット入力すると、入力した言語のメッセージとともに翻訳メッセージが表示される。Amiウェブは、ウェブサイト内の文章を任意の言語に翻訳し、オリジナルの文章の下に翻訳して表示できる。

Amiメールは、受信時にオリジナルメッセージを任意の言語に翻訳し、オリジナルメッセージの上部に翻訳文を表示できる電子メールツール。メールボックスは、この電子メールサービスを提供するサイトのプロバイダーが用意する。Ami訳は、任意のテキスト文を翻訳するツールとなっている。

同社は、これらの翻訳アプリケーションを、ASPサービスとして既存の国内プロバイダーやポータルサイト、多国籍企業などに提供していく。現在、国内ののいくつかのプロバイダーやコミュニティーサイトと技術ライセンス供与について交渉中だという。

本日都内で行なわれた発表会で、同社CEOのNicholas Lee(ニコラス・リー)氏は、「われわれは技術を提供する会社であり、ASPとして顧客に翻訳アプリケーションを提供する。企業向けに翻訳辞書をカスタマイズすることが可能で、特定の業種の専門用語にも対応する。企業やサイトのグローバル化にわれわれの技術が役に立つだろう」としている。

CEOのNicholas Lee氏。標準的な翻訳アプリケーションから企業向けにカスタマイズした翻訳ソリューションまで提供できるのがわれわれの強み」

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