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NEC、民生用MPEG-2エンコーダーLSIを発売

2000年09月28日 16時43分更新

文● 編集部

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日本電気(株)は26日、1チップMPEG-2オーディオビデオエンコーダーLSI『μPD61051』、『μPD61052』を製品化し、11月にサンプル出荷を開始すると発表した。サンプル価格はいずれも1個5000円。

これらは、DVDやD-VHSに対応するフォーマット相互変換や圧縮率変換を行なうMPEG-2トランスコード機能を搭載したMPEG-2エンコーダーLSI
。従来は3チップ構成だった“MPEG-2準拠オーディオ・ビデオ・システムエンコード機能”を1チップ化したことに加え、外付けのDRAMが1個で済むため、エンコードに必要な部品数を最少2個(従来は4~5個)におさえ小型化・省電力化を図ったという。また、入力画像の統計情報を獲得する“プレアナリシス機能”を搭載し、複雑度予測・動き予測の精度を向上させることで、従来製品に比べデジタル圧縮に起因するノイズ発生を抑制し、高画質エンコードが可能になったとしている。『μPD61051』は、オーディオエンコード機能により、MPEG-1オーディオレイヤ2に対応する。『μPD61052』は、ドルビーデジタル民生用エンコーダー規格にも対応する。

同社では、『μPD61051』、『μPD61052』をシステムLSI用コアの1つとして、“システム・オン・ア・チップ”展開を図っていくとしている。このコアを使用したエンコーダーファミリーとして、2001年以降、MPEG-2エンコードとMPEG-2デコードの同時処理が可能な1チップMPEG-2コーデック、HDTV対応MPEG-2トランスコーダーを順次製品化する予定。

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