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エプソン、エレコムなど2社を特許侵害で提訴

2000年09月27日 20時20分更新

文● 編集部

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セイコーエプソン(株)は、26日、同社の所有する特許権を侵害しているとして、エレコム(株)とエステー産業(株)の2社を提訴したと発表した。

同社の主張は、エレコムが販売しているインクジェットプリンター用インクカートリッジ6製品(THR-C1E1~6)が、同社の保有する特許(※1)に抵触しているというもの。同社は販売元のエレコムと製品の製造を行なっているエステー産業の2社に販売差し止め請求を行なっている。同カートリッジは、『PM-770C』などPMシリーズ9機種、『MJ830C』などMJシリーズ5機種、『プリントン PT-100』などに対応する。

エプソンは、98年10月にエステー産業をインクカートリッジの構造の特許権侵害で提訴しており、対象製品の製造販売中止と和解金支払いを条件に2000年1月末に和解している。今回はカートリッジの構造ではなく、インク成分に関する特許技術を侵害していることで、新たに提訴したもの。

※1 樹脂または剛性ゴムでできた容器に収納する、インクのナトリウムイオン濃度を特定量以下にする技術に関する特許(特許番号2696828号)。高い温度の状況下で、インクに不溶物ができるのを防ぐ技術。

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