スティーブ・ジョブズの基調講演で発表された新iBook。通常モデルとSpecial Editionの全2モデル。計3色 |
アップル社が新iBookを発表した。あらたに全モデルにFireWireポートが搭載され、Special Editionには待望のDVD-ROMドライブも搭載された。
新iBookには新たにFireWireポートやオーディオビデオポートが追加された。またFireWireポートの追加に伴いiMovie 2もバンドルされることになった |
また、色も従来のブルーベリー、タンジェリンに変わって、インディゴとキーライム、そしてグラファイトの3色に変わった(会場ではスノーが欲しいという声がよく聞かれた)。
iMacで人気のインディゴ・ブルーがiBookでも採用された |
キーライムはアップルストアーで販売
実は新iBookはこれ以外にもいろいろと変わったところがある。
まず1つは表面の仕上げだ。これまでの光沢を抑えた梨地仕上げに変わって、新iBookではiMac同様の光沢のあるツルツルとした素材になっている。このため、新旧のグラファイトモデルを比較しても、かなり受ける印象は異なる。
新iBookの表面はかなり光沢のある仕上げで、同じグラファイト色でも旧モデルとは違った趣がある |
キーライムはiMacでも採用されていないまったくの新色だが、さながら緑色の蛍光ペンのようなハデな色使いだ。ハデな色使いなだけに実際に買うか否かは店頭でじっくり実物を見て買いたいユーザーも多いだろうが、同色は通常モデルもSpecial EditionもApple Storeのみでの取り扱いとなり、Macショップで見ることができる可能性はきわめて低い。
新色、キーライムはかなり目立つ黄緑色だ。好みが大きく分かれそうだが、店頭での販売は行われずApple Storeのみでの販売となる |
新iBookでDVD映画をテレビで再生
新iBookではFireWireやDVD-ROMの追加以外にも新たにオーディオビデオポートが追加され、専用のケーブルを使ってテレビ(コンポジット出力)にも画面を映し出すことができるようになっている(これを使ってDVD映画をテレビで楽しむことも可能なはずだ)。
付属の専用コンポジットビデオ+ステレオ音声ケーブルを使えばiBookの映像をテレビに映し出すことができる |
366MHzのPowerPC G3(IBM社製PowerPC 750CX)と24倍速のCD-ROMドライブ、10GBのハードディスクを搭載するiBook通常モデルは1499ドル(国内価格17万8000円)。
466MHzのPowerPC G3(IBM社製PowerPC 750CX)と6倍速のDVD-ROMドライブ、10GBのハードディスクを搭載したiBook Special Editionは1799ドル(国内価格19万8000円)で、いずれも日本では15日からの発売になる模様だ。
Apple Expo会場でMacを発売していた販売店数社に聞いたところ、基調講演が終わるまで新iBookの存在は知らなかったという話だ。パリでは今日から発売のはずの新iBookだが、9月13日の時点ではいずれの販売店にも入荷はしていなかった。販売店の内、1社はブースでは旧iBookしか販売していないが、価格を大幅に値下げしているおかげで(旧モデルでも)飛ぶように売れていると語ってくれた。