TDK(株)は12日、米TDK U.S.A社を通じ米国の幼児・子供向けCD-ROMの企画開発および販売会社の米Sound Sourse Interactive社の経営権を取得したと発表した。
今回の投資はSound Sourse Interactiveからの第三者割り当てを引き受けるもの。投資金は約500万ドル(約5億3500万円)で、うち30パーセントの引き受けが11日に終了し、最終的には同社の約72パーセントの株式を保有することになるという。
Sound Sourse Interactiveは米国の映画制作会社などとのキャラクターライセンス契約に基づいた幼児・子供向けインタラクティブソフトの企画開発に経験があり、すでにTDK記録メディア・システムズ事業本部 欧州事業部とは、'98年より欧州でのパブリッシング取引実績があるという。同社はこれを機に近々“TDK Mediactive,Inc.”に社名を変更し、従来のパソコン用ソフトのほかに、プレイステーション、ゲームボーイ、新生代システム用のインタラクティブソフトの企画開発および北米向け販売を行なう拠点となるという。
欧州での販売は、今後も記録メディア・システムズ事業本部 欧州事業部のメディアクティブ部が欧州各国向けの販売を行なうことで、TDKのインタラクティブソフトウェア事業は欧米市場にまたがる販売および米国の自社内企画開発体制となるとしている。