日本電気(株)と米ラムバス社は13日、SDRAM/DDR SDRAMに関するライセンス契約と次世代RDRAM技術に関するライセンス契約を締結したと発表した。
同契約には、次世代ダイレクトラムバスDRAMの開発に関するライセンス契約が含まれている。次世代のダイレクトラムバスDRAM技術では、バスクロックが1066MHzと、既存の800MHzのダイレクトラムバスDRAMの性能を33パーセント上回る。同技術はパソコンのメインメモリーだけでなく、ワークステーション/サーバー/ネットワーク機器でも採用される。
今回の広範囲におよぶライセンス契約の一部として特許ライセンス契約を締結した。これによりNECは、ラムバス社が開発した高速メモリーインターフェース技術の関連特許を、SDRAMメモリー/DDR SDRAMメモリー/これらに直接接続されるメモリーコントローラーに使用する権利を取得した。DDR SDRAMメモリーと同メモリーを制御するコントローラーのロイヤリティー料率は、ラムバス準拠ICのロイヤリティーより高く設定されているという。同契約には、SDRAMメモリーとその制御コントローラーのロイヤリティー料率とともにライセンス契約料についても定められているという。