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カシオ、パソコンとリンクできる腕時計型GPS端末を発表

2000年09月12日 19時59分更新

文● 編集部

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カシオ計算機(株)は12日、人工衛星による現在位置測位システム(GPS)に対応した腕時計型GPSナビゲーションの新製品として、パソコン上で緯度・経度データが管理できる『サテライトナビ PRT-2GPJ』を、10月28日に発売すると発表した。

『サテライトナビ PRT-2GPJ』

『サテライトナビ PRT-2GPJ』は、携帯性を高めるとともに、パソコンリンク機能を搭載し、登山やフィッシングなどアウトドアシーンにおける実用性を向上させた腕時計型GPSナビゲーション。充電式リチウムイオン電池と高密度実装技術により、本体の小型化・軽量化を図ったという。

パソコンリンクの様子

例えば登山の場合、あらかじめ出発地から経由地・目的地に至る行程を、付属の地図ソフトを使ってパソコン上で作成し、本体に転送できる。移動中は、設定した目的地や経由地までの距離や方角をグラフィック表示。移動行程は自動的に記録されるので、帰宅後、パソコンに転送して、地図上で実際の行程を確認・管理できる。付属の地図ソフト以外にも画像データ(BMP/JPEG)化された地図を読み込んで利用できる“画像マップ登録機能”を搭載する。また、計測したGPSデータをCSVやTXTファイルに変換して、ほかのアプリケーションで利用することもできる。

衛星による現在位置計測機能は、最大12個の衛星からの信号を受信する12チャンネルレシーバーを採用。最低3個の衛星から現在位置を計測する。計測された緯度(北緯/南緯・度・分・秒)と経度(東経/西経・度・分・秒)の数値データを、地図と照らし合わせることにより自分の現在位置が確認できる。また、全世界に対応するUTM座標による現在位置表示も可能。

受信方式はパラレル12チャンネル。衛星捕捉時間は最短12秒。受信精度は約10m(連続計測時)。表示画面は縦18.1×横21.5mm(48×31ドット、マルチウインドウ表示)。防水性は5気圧防水。電源は充電式リチウムイオン電池(フル充電は70分)。電池持続時間は1回計測(約140回)、連続計測(約70分)、1分ごとの自動計測(約3.5時間)。サイズは奥行き58.5×幅51.5×厚み21.0mmで、重さは84g。付属の地図ソフト&リンクソフトの対応機種はWindows 95/98/NT 4.0を搭載したIBM PC/AT互換機とPC98-NXシリーズ。

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