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ソニーがまたもや! ポケットサイズの300万画素機『サイバーショット DSC-P1』

2000年09月12日 13時01分更新

文● 編集部 小林久

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ソニーマーケティング(株)は、同社のデジタルカメラ“サイバーショット”シリーズに、ポケットサイズの300万画素機『サイバーショット DSC-P1』を追加した。

サイバーショットの新モデル『DSC-P1』。横長の特徴的なデザインを採用している

DSC-P1は、携帯電話をひと回り大きくしたサイズ(幅113×奥行き43.8×高さ53.9mm)の本体に、総画素数334万画素(有効画素数324万画素)の1/1.8インチCCD(原色フィルター)、焦点距離8~24mm(35mm換算39~117mm)の沈胴式光学3倍ズームを搭載した、携帯性重視のデジタルカメラだ。型番の“P”には、小型(Protable)、遊ぶ(Play)、楽しさ(Pleasure)など、複数の意味が込められている。

銀塩コンパクトカメラに近いデザインの光学3倍ズーム機“Sシリーズ”、バズーカのように長い光学5倍レンズが印象的な“F505シリーズ”、回転式単焦点レンズ搭載の“F55シリーズ”に続く、第4のラインナップとなった“Pシリーズ”は、横長(スティック・スタイル)の特徴的なデザインを採用。ポケットに気軽に入れられるスリムなサイズを目指した。

非球面レンズを2枚用いた6群6枚構成の新開発レンズの搭載や、メモリースティックスロットとS型のインフォリチウムバッテリーを包み込むように配置する特殊形状の基板“フレキシブル3次元実装基板”の採用で、本体の厚さと高さをそれぞれS30の約2/3とした。本体はマグネシウム合金製で、バッテリー収納時の重量は250g。ファームウェアのアップグレードによって、起動時間を3.6秒と大幅に短くした。

省スペース化のため、バッテリーを包み込むように配置する新発想の“フレキシブル3次元実装基板”

カメラとしての基本仕様は、従来機(DSC-S70)と同様で、12bitADコンバーターや、解像度2048×1360ドットの3:2撮影モードなどの特徴を踏襲している。また、従来のMPEG動画撮影モードに加え、今回からGIFアニメーションの撮影が可能な“クリップモーション”機能を追加。解像度160×120ドット・10コマの“ノーマル”モードと解像度80×72ドット・2コマの“モバイル”モードの2種類の撮影モードを備え、ホームページ用の動画を簡単に作成できるようにした。また、カラーiモード端末に画像を送信できる“i-Jump”サービスの利用が可能で、送信は無料で行なえる。

背面の液晶モニターは従来の2インチから1.5インチに縮小されたが、画素数が同じであるため見やすいという

上記以外の主な仕様は、開放F値が2.8~5.8、シャッタースピードが1/2000~2秒、モニターが総画素数12.3万画素の1.5インチTFT液晶、最短10cmのマクロ撮影、最大2倍のデジタルズームに対応など。ファイル形式はJPEG/TIFF(静止画)とGIF/MPEG1(動画)。記録サイズは静止画が2048×1536ドット、2048×1360ドット、1600×1200ドット、1280×960ドット、640×480ドット。MPEG動画が320×240ドット/最大15秒(ハイクオリティモードとプレゼンテーションモード)、160×120ドット/最大1分(ビデオメールモード)。

撮影モードはプログラムオートのみで、従来機で搭載されていた絞り優先/シャッタースピード優先の両モードは省略された。PCとの接続はUSB。パッケージは、PC接続キットと8MBのメモリーカードが付属するオールインワン構成。

DSC-P1の価格は9万9800円で、発売は10月20日を予定。オプションとして専用キャリングケース(LCS-P1、価格3400円)、本革ケース(LCS-P1 HG 同4700円)、専用マリンパック(MPK-P1、2万3000円)などが用意される。

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