日本アイ・ビー・エム(株)は、個人向け低価格A4ノート『ThinkPad i Series 1200』の新モデルを9月22日に発売する。XGA表示に対応した上位機(1161-71J)とSVGA表示に対応した下位機(同41J)の2モデル。OSにはWindows Meを搭載。CPUの変更で、基本性能の向上を図った。
ThinkPad i Series 1200 |
上位モデルの71Jは、5月に発表された春夏商戦モデル(1161-264)の後継に当たる製品で、CPUを従来のモバイルCeleron-500MHzから600MHz、HDD容量を12GBから20GB、最大24倍速CD-ROMドライブを8倍速DVD-ROMドライブにそれぞれグレードアップしている。筐体やポート類の変更はなく、FDDユニットが付属しない点なども従来機と同様だ。また、キーボード左上のアプリケーション起動ボタンに“ThinkPadボタン”を追加して、オンラインヘルプを簡単に参照できるようにした。
それ以外の仕様は同等で、標準64MB(最大192MB)メモリー、米Silicon Motion社(SMI)製のビデオチップ“LynxEM4+”(ビデオメモリー4MB)、440MXチップセット、1024×768ドット/1677万色表示に対応した13.3インチのTFT液晶などを搭載。外部端子として、パラレル、シリアル、外部CRT、サウンド、USB×2、IEEE1394ポート。通信機能としてV.90/K56flex対応の56kbpsモデムを装備する。本体サイズは幅313×奥行き252×高さ36.6mmで、重量は2.70kg。価格は19万9800円。
下位モデルの41Jは、6月に発表された1161-234の後継に当たる製品。ディスプレーを13インチのHPA液晶から12.1インチのTFT液晶に変更した。画面表示は従来同様800×600ドット/フルカラー表示に対応する。上位機との違いは、CPUがモバイルCeleron-550MHz、HDD容量が5GB、IEEE1394ポートを搭載していない点で、それ以外は同等。本体サイズは液晶パネルの関係で幅313×奥行き252×35.4mmと71Jよりもコンパクトとなっている。重量は2.88kg。価格は14万9800円。