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ネットジャパン、Windows NT4.0/2000システムを保護する『System Guardian日本語版』を発表

2000年08月31日 13時24分更新

文● 編集部 小磯大介

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(株)ネットジャパンは22日、Windows NT4.0/2000環境で障害が発生した場合、自動復旧して常に正常な状態でシステムが起動するようシステムを保護する『System Guardian日本語版』のServer版、ならびにWorkstation版とServer Plus版を9月22に発売すると発表した。同製品は米DuoCor社の開発で、ネットジャパンが国内販売をおこなう。価格はServer版が15万円、Workstation版が4万5000円、Server Plus版が18万円。

『Sysrtem Guardian日本語版』

System Guardian日本語版Server版は、正常なシステムパーティション(Cドライブ)と同容量のパーティションを同一HDD上に作成して格納し、それを“Guardianパーティション”として管理者以外から見えなくする。そしてCドライブを監視し、障害が発生した場合には自動的に再起動して、Guardianパーティションを新しいCドライブとして起動。次に障害の発生したパーティションをバックグラウンドで自動的に復旧して、今度はそのドライブをGuardianパーティション化する。これにより、常に正常なパーティションでシステムが起動される仕組みとなっている。管理者以外のユーザーがシステムの設定を変更したり、予期しないプログラムのバグが発生した場合など、管理者の意図しない動作がなされた場合、System Guardianがシステムを自動的に再起動してパーティションの修復をおこなうため、メンテナンスは楽になり、コスト削減にもなるという。

なお、Workstation版ではシステムやアプリケーションの監視機能をサポートしておらず、障害が発生した場合、管理者は手動でシステムを再起動する必要がある。また、Server Plus板は“PCIウォッチドッグ”というPCIカードを同梱しており、もしOSが応答しなくなった場合、同カードがハードウェア的に再起動をかけ、Guardianパーティションから正常なシステムを起動する。

System Guardianはリモート管理機能を搭載。管理者は、無人システムが再起動した際には電子メールによる通知を受信でき、レポートログの作成や、再起動が可能。また、管理者は必要に応じてシステムに新しいソフトをインストールできる。

ネットジャパンでは、Windows NT4.0/2000の通信システム、産業用システム、製造管理センターやリモートネットワークサーバーにおける無人システムをターゲットにしているという。

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